“シリアス”映画…「アナライフ」20代に人気…
レイプ魔スキャンダルより独特な映像美と音楽で描き
若い女性のおシリを次々にねらう男や殺人死体をインスタントカメラに収め続ける女−など、日常生活の裏でとんでもない生き方をする男女を描いた映画「アナライフ」=写真上=が、スタイリッシュな“おシリ映画”として人気だ。
映画は、いずれもシリを犯されて肛門科に駆け込む男女3人の姿を描くオムニバス形式。こう書くとコメディーに思われるかもしれないが、死体やレイプなどを取り上げながら、独特の映像美と音楽が貫かれている。東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムでレイトショー公開中だが、「映像に敏感な20代を中心に立ち見も出る」(配給元)ほどの盛況。
これが長編第1作となる合田健二監督(34、顔写真)は、京都市芸大大学院を修了後、関西を拠点にフリーランスの映像作家として活躍。本作は「レイプ魔、連続殺人者、ゴミあさり…など同じようなモチーフを扱った多くの映像作品はあっても、どれもスキャンダラスな面だけを売りにして、映像としての美しさや面白さが感じられない。そういうものへの自分なりの抗議」として作品を撮り上げた。
登場人物3者が、肛門科の門をたたく場面などは笑えるのだが、「全体の構成は『2001年宇宙の旅』(スタンリー・キューブリック監督)です」(合田監督)というだけあって、あふれるような映像と音楽(レイ・ハラカミ)、そして膨大な登場人物のモノローグは見るものを酔わせるのは間違いない。
ZAKZAK 2005/03/24
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