このほど、04年度のテレビ各局の視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)がまとまった。フジテレビが全日(午前6時−翌午前0時)が9.3%で、ゴールデン(午後7−10時)、プライム(午後7−11時)−と合わせて12年ぶりに3冠を奪還。全日は、2位日本テレビ(9.2%)、3位テレビ朝日(7.8%)という結果。開局以来最高の数字で34年ぶりにベスト3のテレ朝の躍進の一方、TBSに元気がない。この4月のスタートダッシュで名門の座奪取を目指す。
TBSはゴールデン、プライムではテレ朝を抑えたが、全日では7.5%でわずかに追いつかず、NHKをも下回った。
TBS宣伝部幹部は「ここ数年、プライム以外の時間帯は非常に弱い。しかし、ゴールデンとプライムは勝っている。朝から夜まですべての時間帯で、よい番組を作りたいが、全部に120%の力を出すのは難しい。夜はまだ戦えているという認識です」と話す。
その起爆剤として期待されるのが、先月28日スタートしたみのもんた(60)司会の情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」(月−金、午前5時30分、写真)。
「“元気なおじさん”のイメージを押し出したい。みのさんの力を借り、朝から元気良く番組を立ち上げたい!」(石川真実編成局長)。同時スタートの「きょう発プラス!」(月−金、午前10時50分)、「イブニング・ファイブ」(月−金、午後4時54分)とともに、「3番組を強化するために動いてきた。ベルト強化がTBSの改善点」(同幹部)という。
しかし、先週7日までを見ると、3番組の視聴率は若干落ち気味だ。
作家、麻生千晶さんは「TBSはやることがズレている。朝からギトギトしたみのさんでは…。旬を過ぎた久保純子さんやよそで目立った人ばかり連れてくる。一方で筑紫(哲也)さんにいつまでも頼る。テレビ局はもっと幅広い発想が必要。かつてのTBSは東大卒をよく採用し、個性豊かな人材を採らなかった。その人たちが今幹部になって、新しいことでコケるのが怖いのでは…」と厳しい。また、現場でも、「最近のTBSは、ドラマ収録の時もピリピリした雰囲気」(芸能プロ関係者)との評判が聞こえる。
同局は水曜日に視聴率が2ケタに達する番組がまったくない時がある。「水曜夜は野球やサッカーなどで、なかなかレギュラーが定着しなかった。今年は、午後7時から毎週特番にして楽しめる番組を考えている…」(宣伝部幹部)
今後のTBS、どんな一撃を見せるか期待だ。
ZAKZAK 2005/04/11