「神田川」「赤ちょうちん」などで知られるフォークグループ「かぐや姫」=写真=が、5年ぶりに再結成。ゲストに森山良子を迎え、8月6日、広島サンプラザホールでスペシャル・コンサート「ヒロシマ60」を行う。
南こうせつ(56)は「今こそ、一人のミュージシャンとして広島から平和を訴えたい」と、このコンサートにかける意気込みを話す。
こうせつは、1986年から10年にわたり、「広島PEACEコンサート」を行い、総額1億6392万円余りの収益金を寄付。それによって92年7月に被爆した老人たちの特別養護施設「倉掛のぞみ園」が建設された。同施設は、現在でも有効利用され、こうせつは毎年、同施設で慰問活動を行うなど、広島と縁が深い。
同コンサートが幕を閉じて10年目、そして原爆から60年という節目に再結成。2年前から構想を練り、今年に入ってメンバーだった伊勢正三(53)と山田パンダ(57)に声をかけた。
「今、一人ひとりに出来ることは、平和の尊さを日常で感じ、身近な人を幸せにすることだと僕は思う」とこうせつは熱っぽく訴える。そして、「過去の10年のコンサートは、様々なアーティストの参加でステージを行ってきたが、今回は大きな節目。絶対にかぐや姫の3人のステージをやりたいと考えていた」。
かぐや姫は、71年にこうせつ、伊勢、そしてパンダで結成。解散までの4年に「神田川」「赤ちょうちん」「妹」など次々にヒット曲を生み“四畳半フォーク”の代名詞となった。解散までに7枚のシングルとアルバムを出し、75年には静岡・掛川のつま恋で吉田拓郎とオールナイト・コンサートを行い、解散した。同コンサートは6万9000人を集め、現在でも伝説化されている。
解散後は、それぞれがソロ活動を行い、現在でも3人はライブ活動を精力的に行っている。
再結成に、伊勢は「ファンと一緒に楽しみたい」と言い、パンダは「子供が元気な社会は平和な証拠。親と子の2代で楽しめるステージをやりたい」と話している。
コンサートの問い合わせはTEL082・249・8334 キャンディープロモーション。
ZAKZAK 2005/05/02