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私生活でも“いじわる”に…ひとりごと水沢アキ(1)
女優生活33年目、慣れない小姑役に困惑

水沢アキ
 女優生活も…そう、33年めになりますか。

 現在、出演中の「危険な関係」(フジテレビ系、月−金曜午後1時30分)ではヒロインの高橋かおりちゃんをいじめる役。彼女は富豪に嫁ぐのですが、私はその妹。つまり小姑でいろいろいびるわけです…。

 こういう役は7年前の「聖者の行進」(TBS、野島伸司脚本)以来かしら。

 原作はフランスのラクロが上流階級の不道徳を描いた小説。舞台や映画にもたくさんなってますよね。去年はヨン様主演で日本でも公開された「スキャンダル」と同じ。

 東海テレビ制作のこの枠、ドロドロの恋愛劇で評判じゃないですか。私は、お話をいただくまでは「スゴイせりふ言ってるなあ」って見ていました。

 個性的というか、変わった役はやはり難しいですよ。

 どんなに醜いセリフを言っても、きれいでありたいと心がけているのですが、実際はただヒステリックなオバさんになってしまう。反省するばかりですが…。

 でも、こういう役、私の中ではまだまだ経験は浅い分野。だからかな、今こうして毎日やっているとだんだん自分もいじわるになっているみたい。

 実はこの前も、銀行の人を叱りつけちゃった。その上司が謝りに来るから、「あなたも気がきかない部下を持ってお幸せね」なんて。今演じている貴久恵が乗り移っちゃったみたい!

 この2年ほど、ドラマの仕事を休み、テレビ出演もトーク番組やバラエティーが中心でしたね。夕方には終わる仕事を選び、長男のジュリアン(18)と長女のフランセス(17)のために、“母親”してました。

 今回のお仕事では、はじめはカンが取り戻せず、現場でNGも出しちゃった。ドキドキして、台本も真っ白!

 若いときには3回で頭に入ったせりふが、今は50回読まないとダメって感じです。

 昔、森光子さんに「100回読みなさい」と言われた意味が、今わかりますね。

 50歳すぎて、脳の回路が変わっちゃったのかな。共演する小野寺昭さんもそうおっしゃってたけれど、見えないところで努力してらっしゃるんですよね…。

つづく

■みずさわ・あき

 昭和29年12月5日、東京都生まれ。山脇学園高校3年の時にドラマ「夏に来た娘」(TBS)のヒロインで女優デビュー。テレビドラマ中心に活躍する一方、NHK「連想ゲーム」の女性軍キャプテンでも人気に。その間に、日本女子体育短大舞踊専攻科を卒業。青年誌「GORO」のグラビアなどでも人気に。61年に米青年実業家のガイ・スィーヒ氏と結婚し2児をもうけるが、平成5年に離婚。

ZAKZAK 2005/05/21

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