【シリコンバレー10日=時事】少年に対する性的虐待罪に問われている米ポップス界のスター、マイケル・ジャクソン被告(46)の評決に向けた審議が進む中、同被告が所有するビートルズ楽曲の著作権の行方にも注目が集まっている。被告は多額の借金を抱えており、有罪なら版権売却を迫られるとの観測が浮上しているからだ。
検察は公判で、ジャクソン被告は豪邸の維持や裁判費用で破産の瀬戸際と指摘。CNNテレビは、バンク・オブ・アメリカが同被告の2億7000万ドル(約290億円)の債務を投資会社に売却し、その際にビートルズ版権が担保として差し出されたと報じた。カリフォルニア州の地裁では10日、6日目の評議が行われたが、評決は来週に持ち越しとなった。
同被告は1985年、ビートルズの251曲の著作権を4750万ドルで購入。現在もその50%の権利を保有し、推定価値は4億ドル(約430億円)以上に膨らんでいる。
■エッ自殺未遂!?悪質メールも
欧米のコンピューターセキュリティー対策各社は10日、ジャクソン被告が「自殺未遂」との虚偽の見出しで注意を引く悪質な電子メールの出現を確認した。利用者がメール中の接続先にアクセスすると、パソコンがコンピューターウイルスに感染する仕掛けになっている。
ウイルスは「トロイの木馬」と呼ばれるタイプで、データを盗み出すほか、パソコン内に登録された他のメールアドレスにもウイルスを送り付ける。ジャクソン被告による少年への性的虐待罪をめぐるカリフォルニア州での裁判では、近く評決が下される。悪質メールはこうした話題性に便乗したものだ。同被告は評決まで、ジェットコースターを併設する豪邸「ネバーランド」で待機している。
ZAKZAK 2005/06/11