漫画や江戸風俗研究で知られる杉浦日向子(すぎうら・ひなこ)さん=写真=が22日午前4時32分、下咽頭(いんとう)がんのため千葉県柏市の病院で死去した。46歳だった。葬儀、告別式は身内だけで済ませた。
杉浦さんは昭和33年11月、東京都港区生まれ。日本大学芸術学部を中退した後、稲垣史生氏に時代考証を学び、55年『通言・室之梅』で漫画家としてデビューした。
浮世絵を下地にした独特な画風を得意としており、江戸風俗を緻密に描くことで評価を得た。
平成5年に漫画家の引退を宣言し、自らのライフワークである江戸風俗研究家として活動していた。NHK総合テレビ「コメディーお江戸でござる」では江戸の歴史、風習についての解説コーナーを担当していたが、16年春に「コメディー・道中でござる」への番組リニューアルを期に降板していた。
作家の荒俣宏氏と昭和63年結婚し、約半年で離婚した。
ZAKZAK 2005/07/25