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若者も酔うクラシック「ベスト〜」100万枚突破
音楽配信も好調

若年層にも買いやすいクラシックCDが人気だ=東京・銀座の山野楽器本店
若年層にも買いやすいクラシックCDが人気だ=東京・銀座の山野楽器本店
 クラシック人気が本格化している。4月に発売された東芝EMIのコンピレーションアルバム「ベスト・クラシック」シリーズ(各3000円)が11月で100万枚を突破。クラシックCDで史上最高の売り上げを更新した。ユニバーサルの「どこかで聴いたクラシック」シリーズ(同)も25万枚超えと好調。クラシック大ブレークのワケは…。

 「ベスト−」は、これまでのクラシックコンピ最高の20万枚を抜き、「小澤征爾&ウィーン・フィル『ニューイヤー・コンサート2002』」の60万枚も更新。第2弾「ベスト・ピアノ100」の20万枚、第3弾「ベスト・モーツァルト100」の10万枚を含めてシリーズ計でクラシック初のミリオン突破に。「1万枚でヒット」といわれるクラシック分野でこの数字は驚異的。

 この人気を受けて東芝EMIはクラシック初の音楽配信を開始、現在75曲を配信して「学生を中心に人気」だ。

 一方、値段は同じでややカジュアル路線のユニバーサル「どこかで−」は、第2弾「−ヴァイオリン名曲101」、第3弾「−ピアノ名曲101」と合わせて25万枚超えという活況。

 音楽コラムニストの服部のり子氏は「最近のCMにクラシックがよく起用され、耳にする機会が増えている。入門者には、演奏家別やジャンル別になっている今までのCDはどれを選んでよいかわからない。そこに、曲がたくさん収録されたアルバムがタイミングよく、低価格で出た」とヒットの背景を説明する。

 さらに若者の購入が増えているのには、こんな一因もある。

 音大を舞台にしたクラシック学園コメディーの少女マンガ「のだめカンタービレ」(講談社)が700万部を突破する大ヒットとなるなど、こうしたマンガ読者にもファン層を拡大中なのだ。

 今年は邦楽シングルでミリオン超えが今のところ1枚だけというお寒い音楽業界でも、工夫次第でまだまだヒットのネタはあるのかもしれない。

ZAKZAK 2005/11/30

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