番組制作費詐取事件で、詐欺罪に問われた元NHKチーフプロデューサーの被告(49)は26日、東京地裁(村瀬均裁判長)で行われた被告人質問で「(正規には認められない支出に充てる)プール金づくりを大きな仕事の一つとして上司から命じられた」などと述べた。
被告はその際、上司から「いくらつくるかは能力の一つ。年間最低2500万円で、目標は3000万円。おれは1500万円つくった」と言われたと話した。
また「昨年12月の逮捕前に、NHKの人からタイなどに半年ぐらい逃げろと言われた」「(捜査機関に)NHKのことは話すな、金はすべて私的に使ったことにしろなどと言われた」とし「(マスコミを避けるため)逮捕前の約3週間は複数のホテルに宿泊し、費用はNHKが負担した」と述べた。
起訴状によると、被告は元企画会社役員の被告(53)=分離公判中=らが放送作家として番組の構成にかかわったように装い、委託料名目で1998年−2001年、計約6200万円をNHKから詐取した。
NHK広報局は「刑事被告人が公判で述べていることについて、申し上げることはない」としている。
ZAKZAK 2005/12/27