 すさまじいテナーバトルを展開するエリック(左)とグラント。テナーを演奏するおかげで健康には絶対の自信がある!! |
現在、日本全国をツアー中のテナーサックス奏者、エリック・アレクサンダー。各地のライブは、チケットが発売後すぐに売り切れるほどの人気。加えて、今回はスペシャルゲストに、同じテナーで人気を二分するグラント・スチュワートが参加という超豪華版で、すさまじいテナーバトルを繰り広げている。
スチュワートはここにきて、世界各国のレーベルから毎月のように自身の名義のCDを発売。輸入盤市場をにぎわしている今、最も注目のテナーマンだ。日本でも19日、ニューアルバム「エスターテ」(ビデオアーツ)を発売したばかり。これが好評で、チャートを駆け上がっている。
ところで、このスチュワート、「ぼくたちのようなハードバップスタイルの音楽を聴くと長生きができる」とジャズの“効用”を強調した。
一見、ジャズマンは不健康なイメージがあるが、来日中もアレクサンダーとスチュワートは連日、15キロ以上をランニングする健康志向。今回のメンバーの中には、ニューヨークマラソンに出場する者もいるほどだ。
実際、スチュワートは「ぜんそくの人は管楽器を吹くのがリハビリになる。デビッド・サンボーン(世界的なアルトサックス奏者)も、それがミュージシャンになるきっかけだ。アメリカにはそんな人がたくさんいる」と言い、「サックスのロングノート(長音)を毎日、練習していると肺を鍛えることができる。忙しいサラリーマンには、サックスを吹くことをぜひすすめたい」と言うのだ。これには、ジャズ評論家の寺島靖国氏も、「ジャズはわかりにくいという人もいるが、エリックやグラントの演奏は実にわかりやすい。それでいてスゴい。こういう音楽をぜひ、聴いていただきたい」とバックアップする。
ハードバップ=健康志向。ジャズには意外な効用があった。
ZAKZAK 2006/04/28