米国で競走馬として活躍した牝馬マライアズストームの実話を元に、ジョン・ゲイティンズ監督が映画化。一頭の馬と家族の再生物語。27日公開。
【こんな話】将来を有望視された牝馬ソーニャドール。しかし、レース中に前脚を骨折し、転倒してしまう。オーナーは安楽死を命じるも、調教師のベン(カート・ラッセル)は、自らのギャラと相殺して、ソーニャを引き取ることを決意。自分の牧場へと連れ帰った。
繁殖牝馬としてソーニャに余生を過ごさせようと考えていたベンだったが、妊娠できないことが発覚し、売り払う決心をする。そんな父の思惑を知ったケール(ダコタ・ファニング)は、ソーニャに乗って牧場から逃げ出した。その姿を見て、ソーニャが十分回復していることを知ったベン。ケールに全権を委任し、ブリーダーズ・カップを目指すことにしたが…。
【見逃すな!】競馬が分からなくても楽しめるが、競馬ファンにとっては別格の一本。ソーニャの転倒シーンだけでノックアウトされ、けがを克服し、最終コーナーを駆け上がってくる雄姿に目を潤ませることだろう。とりたてて競走馬やアメリカ競馬界を美化するわけでもなく、馬を人間同様の存在としてとらえ、愛情を持って撮られていることが、競馬好きとしては何よりもうれしい。また、あっと驚く名馬が物語に花を添え、馬に詳しい人なら目を見張るはず。
【☆いくつ?】家族の絆が感動を誘う。ただ、ありきたりの感も…。
☆☆☆=☆5個が最高)
ZAKZAK 2006/05/26