CGアニメというジャンルを確立させたジョン・ラセター監督の最新作。ピクサー・スタジオ定番の心温まる物語だ。7月1日公開、1時間36分。
【こんな話】
若き天才レーサー、ライトニング・マックィーン。ある日、彼は移動中に予期せぬトラブルから、ルート66沿いの田舎町ラジエーター・スプリングスに迷い込む。
そこに暮らしていたのは、ひと癖ある個性的な車たち。最初は距離を置いていたマックィーンも、次第に彼らとの間に友情を育む。そして、建設された高速道路の影響で町が滅びそうだと知り、彼は仲間のために立ち上がる−。
【見逃すな!】
レースシーンで幕を開けるが、その模様に、まず驚かされる。ボンネットやフロントバンパーの質感、コーナリング時の荷重移動など、あまりに車本来の姿を再現。CGであることを忘れさせるほど精巧に描かれる。マニアックな小ネタも多く、車好きにはたまらない作品だ。
また、「前へ進むのは重要なこと。でも、たまには立ち止まりたい。人生は仕事以外に大切なものもあるのだから」−そんなメッセージをひしひしと感じる。働き過ぎのお父さんにこそ見てもらいたい。
【☆いくつ?】
大人はアニメを敬遠しがちだが、映画としての完成度は高い。実写以上に楽しめる。
☆☆☆☆(=☆5個が最高)
ZAKZAK 2006/06/30