 児玉清のこのポーズを細かくマネして、東京進出を果たした博多華丸(手前)・大吉 |
お笑いコンビ「博多華丸(はなまる)・大吉(だいきち)」が売れに売れている。
華丸(36)が「パネルクイズアタック25」の司会者・児玉清=写真下=のモノマネで今年2月、ピン芸人日本一を決める「R−1ぐらんぷり2006」(DVD発売中)に優勝して以来、コンビの注目度も急上昇。目下、テレビに連日出演中だが、その横顔、次の目標は…。
全国区に躍り出たのは最近だが、芸歴はけっこう長い。福岡大学在学中に落語研究会で知り合い、コンビを結成。以来15年、活動の拠点とした地元福岡では、常時4−5本のレギュラー番組を抱える人気者だった。
そんな2人が東京に本格進出したのは昨春のこと。その背景には、同じ吉本興業福岡事務所出身のカンニング竹山やヒロシが、東京で売れていた焦りなどがあったとか。
「福岡でいくら頑張っても、彼らと比較されてしまって…」と華丸。福岡を拠点に全国区になりたいコダワリもあったが、大吉(35)は「それは無理だと、15年もやって、やっと気づいたんです」と苦笑する。
だが、東京では当初、苦戦した。番組オーディションに次々落ちた日々を大吉は「どの番組もフレッシュな若手が欲しいらしく、変にこなれた僕らは、求められていない感があった」と振り返る。
逆境の中、転機となった華丸の児玉清のモノマネは昨秋、「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジ系)の1コーナー「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で全国初披露した。
「『アタックチャン〜ス!』と言った時の手の揺れ」など、細部をとらえた完成度が同番組でウケにウケたが、華丸によれば「モノマネのレパートリー中、児玉さんは本来4−5番手の戦力だったんです」。それが「R−1」も制覇するネタに化けたのは「まさかの展開」だった。
現在のブレークに、大吉は「一生無理だと思っていた番組に次々出演でき、いつも夢見心地」。
華丸も「思い出のアルバムをいっぱいにしているところです」と謙虚に語るが、一方で現状に満足しているわけではない。
東京進出時に2人が思い描いた目標は、専売特許の博多弁漫才を広めること。今は漫才の際も、標準語の児玉清のモノマネでつかみをとっているが、「今後は博多弁をもっと押し出したい」(華丸)との思いがある。
最近のお笑いは毒舌や一発芸が多い中、身近なことからネタを拾った軽妙な博多弁漫才は以前から、お笑いファンには好評だった2人。オールドルーキーが真価を発揮するのは、これからかも−。
また華丸が、モノマネしてきた本家の児玉とついに初対面。「アタック25」(テレビ朝日系)の芸能人大会(9月3日放送予定)に相方・大吉とともに解答者として出場する。ダブルで、「アタックチャ〜ンス!」が見られそうだ。
ZAKZAK 2006/08/04