夏といえば怪談…。大ヒット怪談本『現代百物語 怪談新耳袋』(全10巻・メディアファクトリー刊)の著者、木原浩勝さん(46)が手にするこのグロテスクな物体は、妖怪「くだん(件)」である=写真。
その因縁について木原さんが語る。「くだんとは顔が人間、胴体が牛、人の言葉を話し未来を予見する能力を持つという妖怪です。群馬のある旧家で見つけました。元の持ち主にとっては不気味なものでしかなかったようで『お願いだから引き取ってください』と譲り受けました」。
正体は、いったい?
「昭和初期に剥製にされたもので、奇形の牛の嬰児とも言われていますが…」
木原さんは「くだんちゃん」と命名。いまにも口を開きそうな「人面牛」はコワイが、イベントなどで見た人からは「カワイイ」と評判で「くだんちゃんを撫でたら願いがかなったとか、幸せになった、っていう人が多いんですよ」というから意外だ。
お笑い界の“キモカワ”ブームに通じるものがあるのか。
木原さんの著書が原作のホラー映画「怪談新耳袋 ノブヒロさん」(豊島圭介監督)は現在、東京・シネマート六本木で公開中。きょう11日午後7時から、怪談イベントが開かれ、ゲストの木原さんが秘蔵の「くだんちゃん」を展示するほか、実話怪談トークや、携帯電話で撮られた心霊画像なども公開される。
ZAKZAK 2006/08/11