 W杯後、忽然と姿を消した中田英。水面下では今秋の本格復帰に向け、極秘プロジェクトが進行中だ |
天才は忘れられないころに戻ってくる!? ドイツW杯で現役引退を宣言したサッカー元日本代表・中田英寿氏が主演映画で本格復帰する計画が明らかになった。今秋からはじまる『ヒデ復活プロジェクト』に向けて、ストーリー仕立てのCM制作も進んでおり、今年の秋はオシムジャパンよりも中田ヒデの本格復帰にサッカー界が再び盛り上がりをみせそうな雲行きだ。W杯のブラジル戦後から“行方不明”になっているヒデ。一体、どんな形で復活を遂げるのか?(夕刊フジ編集委員・久保武司)
「人生は旅である。旅とは人生である」という名文句を残してサッカー界から消え去った中田氏。現在の同氏の居場所については、「社内でも中田の居場所を知っている人はごくわずか。誰にも話すなと通達しております」(所属事務所幹部)と依然としてその動向は謎のベールに包まれたまま。これまで、ファンとの唯一の交流の場であったオフィシャルサイト、nakata.netも7月3日の「引退メッセージ」を最後に更新が途絶えたままだ。
しかし、秋になれば欧州各国のサッカーリーグの新しいシーズンが続々と開幕する。ある日本代表OBは「引退した直後のシーズン開幕時にはさすがに寂しい思いをした」と振り返る。中田氏も「確かにそう思うかもしれない」と親しい関係者に話していたという。
そこで、着々と練られているのが「ヒデ復活プロジェクト」だ。とはいえ、中田氏はすでに、日本のサッカー界とは一切縁を切ることを明言している。ドイツW杯期間中、日本協会・田嶋幸三専務理事が中田氏に「監督のライセンスをとったらどうか?」と打診したところ「おれが? いいよ」と一蹴(いっしゅう)。今後もオシムジャパンとは一切のかかわりをもつつもりはない。
また、川淵三郎キャプテンの「いずれヒデには国際サッカー連盟(FIFA)の幹部になってほしい」という希望も中田氏本人には全く関心がないという。
そんな中で敢行される復活プロジェクト。一体どんな形でヒデはわれわれの前に再び姿を現すのか?
『ヒデの売り方』とは、きわめて露出を少なくする方法にある。雑誌やTVなど、媒体に出る場合でも事細かい契約がある。今回のプロジェクトでもその方法が踏襲される見込みだ。その一例が、中田氏が長年出演しているキヤノンのデジタルカメラのCM。世界旅行中の中田氏が写した風景を小出しにし、『僕が今いるところ、どこだかわかりますか?』とクイズ形式にする企画があがっているという。
また、この復帰プロジェクトのメーンとなるのが『ヒデ映画』。すでにFIFA公認映画「GOAL」の出演が決まっているが、このプロジェクトの映画では、中田氏本人が企画・監督・主演するという。
内容はいまなお“極秘中の極秘”だが、現役中からTV番組制作に携わっていた中田氏は数々の秘蔵映像を所有しており、これらがふんだんに使われることになるという。関係者の間では早くも「W杯期間中に封切られたフランス代表のジダンの伝記映画以上のクオリティーになることは間違いない」と期待が膨らんでいる。
こうした復活プロジェクトの背景にあるのは、やはり、依然として根強い「ヒデブランド」人気。サッカー界から退いても、そのカリスマ性は一向に衰えていない。CMキャラクターとして、映画の主役として、まだまだヒデの活躍する場は無限に広がっているのだ。
一方、中田氏は現役引退を節目に出演したTV番組でジーコジャパン批判を行い、大きな波紋も残した。今秋再び登場する際には、ぜひとも、日本サッカー界へのエールも聞きたいものだが…。
ZAKZAK 2006/08/24