10月からのフジテレビ系月9ドラマに、大人気マンガが原作の『のだめカンタービレ』=写真=(以下、のだめ)が登場する。コミック本の売り上げが8月末までに累計1200万部を誇るカリスマ作品は、満を持してのドラマ化となる。
「クラシックが影の主役ともいえるマンガですから、そのクラシック音楽のことも(フジテレビは)キッチリとやってくれるというお話なので、大変期待してます」
こう話すのは講談社の「のだめ」担当編集者、三河かおりさん。
漫画家の二ノ宮知子さんの原作は、落ちこぼれの音大生・野田恵(あだ名がのだめ)が主人公のラブコメディー。ピアニストとして天才的才能をもつ一方で、“変人”でもあるのだめが、カッコいいエリートで指揮者の卵、千秋真一に恋をしながら、クラシック音楽を通して成長していく様子が楽しく描かれている。
現在、コミック本は15巻まで刊行。ほかに、ストーリーに登場するクラシック曲が入ったCDの第1弾が約20万枚売れ、「クラシックCDとしては爆発的な売れ行き」(音楽関係者)で、30日には第2弾も発売された。
 上野樹里演じる“のだめ”が、「ぎゃぼっ!」 |
今回のドラマでは、のだめを上野樹里(20)が、千秋を玉木宏(26)がそれぞれ演じる。三河さんによると、「二ノ宮さんも納得のキャストで、『もう1つののだめができる』と楽しみにしているようです」という。
これまでもドラマ化のうわさが何度か出ては、消えてきた。「マンガは音が出ないがテレビだと実際に音楽が流れる。それだけに二ノ宮さんとしては、“音”にこだわっていた」(三河さん)という。
作品のテイストを大切にしながら、ドラマ化したい、というフジテレビ側の熱意が通じた形で、異色の月9ドラマがスタート。
「来年1月にはアニメ化も決まっている」(関係者)といい、モーツァルト生誕250周年の今年、クラシック音楽の“入門書”とさえ言われる「のだめ現象」が列島を駆け抜けそうだ。
ZAKZAK 2006/08/31