ベルリン・フィルと、同フィルの音楽監督で、アメリカ出身の売れっ子指揮者、サイモン・ラトル(51)によるホルスト作曲「惑星」(冥王星付き)のCD=写真=が、クラシックには珍しく、爆発的に売れている。
東芝EMIから8月23日に発売されたが、タイミングがいいのか悪いのか、翌24日に冥王星が惑星から外されることが報じられた。
ところが、マニアの間では、「貴重な冥王星付き」「幻のアルバムになる」と話題を呼んで、報道があった週末に、品切れを起こすCDショップが続出。週明けの28日には同社の1万枚の在庫がなくなった。さらに1万枚の追加注文が入ったため、一時は生産が追いつかないほどに。
ホルストの「惑星」といえば、少し前に平原綾香(22)が歌って大ヒットした「Jupitar」の原曲「木星」のメロディーが親しまれている。
この「木星」を含む、「火星」から「海王星」までの7曲が、もともとの組曲「惑星」。
これに、現代作曲家のコリン・マシューズが、イギリスのハレ管弦楽団と指揮者のケント・ナガノのために、追加作曲したのが「冥王星」(2000年初演)で、演奏やCDに収録される機会がめったにない。
「ラトルは、今年3月にベルリン公演で、この『冥王星付き』を取り上げて、大好評だった。そのCD化は、もともと注目されていた」(大手CDショップ)というが、ひょっとすると、「惑星」組曲としては、二度と演奏されないかも。
ZAKZAK 2006/09/05