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板尾創路しられざる素顔…結婚9年目、その私生活とは

板尾創路(写真・若木信吾)
写真・若木信吾
 お笑いのみならず、最近は俳優としての活躍も目立つ芸人、板尾創路(いつじ)(43)=写真。知名度のわりにプライベートは謎めいた部分が多かったが、このほど私生活を綴った日記をまとめた初著作『板尾日記』(リトルモア)が出版された。異端芸人の知られざる素顔が浮かんでくる。

 著者の言葉を借りれば、同書は「安易な発想」で生まれた一冊。執筆を打診された際、「日記なら書けるかも…」と答えたことが、そのまま採用されたものという。

 「ほんまに普通の日記やし、あんまり人に読んでほしくないですね」

 観る者に想像力を求めるシュールな芸風で、お笑いファンに根強い人気の板尾。それにしても、自著のことを真顔でこんな風に言う人も珍しい。

 収録された日記は、昨年の1月1日から大晦日まで。仕事の話や日々の出来事が淡々と綴られ、たしかに「日記そのもの」。が、そこには、芸風が、かいま見える。

 たとえば、ある時は芸能人のみそらで居酒屋「和民」に出没し、ある時は自主製作映画に出演。そんな神出鬼没ぶりに加え、「東大法学部の学生」や「窓ふきのバイトをしている創価学会員」ら、つながりが読めない一般人との交遊の痕跡も興味深い。

 また、マグロ漁師たちを追った硬派なドキュメント番組を「マグロ目線」で鑑賞し、2時間笑いっぱなしだったくだりなど、発想力の片鱗が見える描写もチラホラ。その点について聞けば、またも真顔で「別に声出して笑ってるわけじゃないですよ」とポツリ。

 「ふだんも、テレビの印象と変わらないとよく言われます」との言葉も納得で、きっと存在自体がオモロイ人なのだ。

 一方で同書は、ファンの間では神秘のベールに包まれた「嫁」の登場頻度が高いのも注目点。「普通に仲はええですけど…」とのことだが、「嫁」の誕生日にケーキを買って帰ったり、「嫁」に味噌煮込みうどんをつくってやるなど、随所に漂う静かな愛が微笑ましい。

 なお、今回の取材で独占告白(?)したところによれば、「嫁」は「東京に来てから知り合った、お笑いに興味がない8歳下の日本人」。結婚9年目の今も子供はいないそうだが、「別に子供は好きでも嫌いでもないし、自然の流れです」。いつかは板尾ジュニアが誕生する日も…と下世話な好奇心をくすぐられてしまった。

ZAKZAK 2006/09/25

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