 法的督促の“脅し”が効いたか、NHKに受信料支払いの申し出と反発相次ぐ |
NHKは11日までに、NHK経営委員会で、受信料不払い世帯に対して法的督促手続きを始めると発表した5日から9日の5日間に、未契約や受信料不払いだった計3270件の世帯・事業所が支払いを申し出たと報告した。
同報告によると、全国のコールセンターやインターネットで受け付けた申し出は、支払い再開が1460件、新規契約が1810件。法的督促表明直前の5日間と比べると約4倍と“躍進”したが、一方で支払い拒否も70件から290件と同じく約4倍にのぼり、反発が大きいことも裏付けた。
また、民事手続きの対象として最後通告文書を送付された東京23区内の不払い世帯・事業所48件のうち、1世帯が支払い再開を申し出たことも明らかにした。残る47件については、今月中に支払いがない場合、法的措置に踏み切るという。
石原邦夫NHK経営委員長は、「支払い再開がかなり増えたことは評価したい」と成果を認めながらも、6日に発覚した富山放送局長による万引事件を受け、「事件の反響はこれからで、コンプライアンス(法令順守)を進めていくことが必要だ。より一層説明を尽くして理解を得るべきだ」と話した。
一方、同日会見をした「NHK受信料支払い停止運動の会」の醍醐聰共同代表は、法的督促を持ち出したことに、「事実上の強制徴収」と痛烈に批判。
「受信料制度は、視聴者とNHKとの信頼関係の上に成り立っている。金銭的不祥事などを抜本的に改め、視聴者が信頼を託して受信料を支払う公共放送に生まれ変わることが求められている」と“国民の声”を代弁した。
ZAKZAK 2006/10/11