 制約だらけの国会議員に我慢できる?! |
今年夏の参院選で、自民党の目玉候補として浮上した歌手の郷ひろみ(51)。以前から政治に関心を持っているとされるが、数々のヒット曲を持つ大スターが、制約だらけの永田町に収まりきれるのか。郷の損得勘定を探った。
「政治は華やかにみえるが地味な世界。第一線で活躍する郷氏が出馬するには、相当のハードルがあるのでは」。こう語るのは政治評論家の有馬晴海氏。
まず、問題となるのは収入激減だ。国会議員には年間、歳費2193万円と文書通信交通滞在費1200万円の計3393万円が支給される。サラリーマンには夢のような数字だが郷の04年の収入は6581万円(05年高額納税者番付)。議員バッジをつければ単純計算で収入半減となる。
大スターだけに当選すればテレビ番組に引っ張りダコになるだろうが、ギャラは芸能人時代とは変わる。「売れっ子なら1時間何百万円もある芸能人だが、国会議員は文化人以下の数万円が相場」(テレビ局関係者)
時間的拘束も長い。通常国会は年150日あり、臨時国会を含めると年間200日前後は国会日程にしばられる。自民党では平日の毎朝8時から「部会」と呼ばれる勉強会や会議が党本部で開かれており、若手議員は原則出席となる。
その後も所属委員会や各省庁からのヒアリング、党や派閥の会合などスケジュールは分単位で進む。「夜も会合やパーティーがあり、帰宅しても政策の勉強や資料整理などで就寝はいつも深夜」(自民党新人議員)
土日も休みは期待できない。後援会や支持団体の集まりはもちろん、スター議員だけに同僚議員や地方選挙の応援などで全国各地を飛び回らなければならない。
プライバシーも少なくなる。独身貴族の郷だが、国会議員になればデートや会食でも国民の視線は厳しくなりそう。
前出の有馬氏は「第一線から退いた芸能人や文化人が『第2の就職先』として考えるなら分かるが、郷氏なら本業で勝負した方がいいのでは」と語るのだが…。
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