 下管長(下)の導きで得度することになった保阪尚希 |
幼いころの両親の衝撃的な“自殺”を最近になって告白するなど女性誌やワイドショーで注目を集めている俳優、保阪尚希(39)があす12日に、出家することになった。どんな寺で、どのような儀式を行うのか。得度を執り行う熊本県の六水院管長、下(しも)ヨシ子さん(55)=写真下=を直撃した。
下管長と保阪の出会いは、昨年4月、バラエティー番組「芸恋リアル」(日本テレビ系)での共演。収録中は言葉を交わさなかったが、番組終了後、保阪が突然、下管長の楽屋を訪ねたという。
「1、2分ほど話しただけですが、まじめな人だな、という印象でした」
やがて、保阪は下管長を頼って、「いつか得度したい」と、1年間、信心を続けるようになった。下管長は、「お酒は飲まない、玄米しか食べない。大祭や縁日祭にはほとんど、みえていた」と保阪の熱心さを語る。
六水院は、仏教の修験真言宗の一派で、本尊は六字明王。熊本の六水院本院のほか東京などにも支部を持つ。保阪以外にも、芸能人や政治家、実業家、スポーツ選手…などさまざまな人が訪れるという。
「タレントの方は、(霊が)付いている人が多く、外してあげるんです。魂にも話しかけます。みなさん、ビックリされますよ。(消えたのが)分かりますから」
下管長は、保阪が出家を決意した理由についてこう続けた。
「それは、心の中のことでしょう…。以前からご希望だったので、得度するならウチで、とお話ししました」
得度というと、剃髪を連想するが、同院では「思いやりを持つこと。頭を丸めるのではなく、尖った魂の角を取り、丸くすること」(下管長)と丸刈りにはならない。
今年は保阪を含め14人が同院で得度する。儀式はこうだ。
白衣を着用し、左右の髪を数センチカット。その後、墨衣をまとい周髪(前髪)を切り、お香の上をくぐらせた袈裟と免状を住職から受け取って、盃を交わす。
出家の後も再婚することは問題なく、保阪の場合はタレント活動をしながら、熊本の本院に通い、仏につかえることになる。
得度を受ける保阪は、1967年12月11日生まれ、静岡市出身。劇団で大道具係などの下積み時代を経て、「レッツゴーヤング」(NHK)で活躍。その後、イケメン俳優としてテレビドラマなどで活躍している。
96年には女優、高岡早紀(34)とドラマの共演がきっかけで結婚。2人の子供をもうけるが、04年6月に離婚した。
離婚後も「子どものことを考えて」同居を続けたことで話題になった。
保阪は先月になって、7歳のときに両親を“自殺”で亡くしていたことをマスコミに初めて告白した。子どもを第一に考えるのは、自身の過去も影響しているようだ。
今年が両親の33回忌にあたるという。
ZAKZAK 2007/04/11