 石原慎太郎都知事(前列左)、岸惠子(同中央)とともに勢揃いしたキャスト |
映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」(新城卓監督、5月12日公開)の完成披露試写会が24日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われた。
映画は、第二次世界大戦中に鹿児島・知覧で特攻隊員として養成される少年兵と彼らが母と慕う鳥濱トメさんの実話がベース。脚本を書いた石原慎太郎・東京都知事(74)は、「特攻隊員にとってトメさんは、地獄に仏、菩薩だったと思う。私はトメさんに会って話を聞いていたら、知らないうちに正座をしていた」と語った。
石原知事からラブコールを受けトメさんを演じる岸惠子(74)は「私は心から戦争反対の気持ちで映画に参加しました」とキッパリ。自身が体験した大空襲をこう振り返った。
「大人に防空壕にほうり込まれました。こんな暗いジメジメしたところは嫌だと、火の手があがる公園へ向かい、松の木に登っていました。とにかく死ぬならなるべく空に近い方が良いと思ったのだと思います。大人の言うことを聞いて防空壕に入った子どもの大半は死にました。私は今日で子どもを辞めようと思いました」
会場には22日が命日だった鳥濱トメさんの席も設けられ、作品の完成披露を見届けた。
ZAKZAK 2007/04/25