 夫人とともに会場を去る上岡さん。自宅で待ち受けた報道陣には、「堪忍して」と穏やかに手を合わせた |
3日に中咽頭がんのため75歳で死去した前大阪府知事でタレント、横山ノックさん。兵庫県西宮市内で4日に営まれた通夜には「漫画トリオ」の元相方で、芸能界を引退している上岡龍太郎さん(65)も姿を見せた。これまでマスコミには一切、露出してこなかったがここにきて、再び芸能界への復帰待望論が巻き起こっている。
通夜では、車を葬儀場に乗り入れてまで報道陣との接触を避けた上岡さん。もう一人の相方、青芝フック(68)は、密葬での上岡さんの様子について「僕よりも絆が深いから。最初は『オレ、顔、見んとこかな』と。(2人とも)心の中で大泣きしました」と、明かした。
芸能界を離れて、もう7年になる上岡さんの胸中を大阪の演芸関係者は、こう代弁する。
「上岡さんは、正確に言うとノックさんの弟子ではないが、トリオ時代に“ツッコミ芸”など直接の薫陶を受けた生き証人。セクハラ事件で晩節を汚し、関西のマスコミから追放同然の扱いを受けていたノックさんの処遇には無念の思いがあったのではないか」
また、別の在阪プロダクション関係者は、「“横山”の漫才芸は、孫弟子の“たかし・ひろし”に引き継がれているものの、横山やすしさんもすでに他界している。ここは上岡さんに、もうひと肌脱いでもらい、関西演芸界に復帰してほしい。京セラドーム大阪で計画されている『お別れ会』では、久々に舌鋒鋭い弔辞が聞けるのでは、と期待している」と語る。
「ボクの芸は21世紀には通用しない」と潔く芸能界に見切りをつけ、米国へのゴルフ留学など悠々自適の生活を送ってきた上岡さん。通夜では血色も良く、ダンディーな体型を保っていた。ニセモノ芸が横行する今だからこそ、復帰が待たれるのだが…。
ZAKZAK 2007/05/07