 「殯の森」((C)製作:組画+celluloid dreams productions+ビジュアルアーツ専門学校大阪)(クリックで拡大) |
第60回カンヌ国際映画祭で、最高賞のパルムドールに次ぐグランプリ(大賞)を受賞した河瀬直美監督(37)の「殯(もがり)の森」がきょう29日午後8時から、早くもNHKのBSハイビジョンで放送される。一般公開前の放送は極めて異例。
NHKの関連会社、NHKエンタープライズが企画段階から製作協力しており、昨年、放送権とビデオ化権を購入していたという。
劇場では、6月23日から、東京・渋谷のシネマ・アンジェリカ(道玄坂)、千葉劇場(千葉中央)で公開。7月7日から、大阪・九条のシネ・ヌーヴォでも公開されるほか、順次全国で上映館が増えるという。
映画は、亡き妻を思いつづける認知症の初老の男と施設で彼を介護する、子を失った傷心の女が、迷い込んだ森で、それぞれの思いを静かに交錯させていく魂の物語。
「カンヌの栄誉を得た希有な作品。ハリウッド映画を複数のスクリーンで連日10回以上上映するような都心部の大型シネコンは、せめて1日1回でもいいから上映するような懐の深さはないのか」(ベテラン映画評論家)という声は正論だろう。
ZAKZAK 2007/05/29