 関東アマ選手権3日目、首位を6打差で追う石川遼は、TBSの異常な取材攻勢にも、日々増殖するギャラリーにもめげずにプレー=6日、千葉・千葉CC |
ゴルフの「関東アマチュア選手権」に出場しているハニカミ王子こと石川遼(15=杉並学院高1年)に対し、TBSが執拗に“ストーカー的取材”を試みようとしていたことが6日、分かった。盗聴を狙った同伴競技者やカートへのマイク装着依頼のほか、上空ヘリからの盗撮など暴挙の数々。あまりに非常識なはしゃぎっぷりに、関係者もあきれ果てている。
盗聴騒ぎを起こしたのはTBSの情報番組「ピンポン!」。同日の番組冒頭で、司会のフリーアナ、福澤朗氏(43)は、「あまりに非常識な暴挙がありました」と涙ながらに謝罪した。いったい何があったのか。
番組ディレクターが大会前日の3日、石川と同組の選手の自宅に電話をかけ、「石川君の声を録るために、ピンマイクをつけてプレーして、こちらからお願いする質問をしてほしい。謝礼も払います」と、トンデモない内容の依頼をしていた。
関東ゴルフ連盟の加藤重正事務局長によると、謝礼は「金銭授受」を禁じたアマチュア規定に抵触しかねない。「バカにしている」と依頼を断ったこの選手が、その日のうちに顛末を大会へ報告していたという。
同番組は翌4日の初日スタート直前にも、キャディーのカートにマイクをセットするよう大会に要求し、盗聴に固執したが、断られていた。
また、5日のプレー中には、同局の報道番組「イブニング5」が飛ばしたヘリコプターが轟音とともに「無許可」(加藤局長)でコース上に出現。石川がプレーを中断するほどの超低空で、ボールの行方を左右しかねない風がコース内に吹き荒れた。その“盗撮映像”は、石川の過剰人気によるギャラリーのマナーの悪さについて言及するニュースにあわせて使用された。
ハニカミ王子人気での同局のはしゃぎっぷりは、初日から突出している。混乱を避けるため「記者会見以外での取材は禁止」だが、報道番組「ニュース23」の男性アナは4日に早速、出口で「キャスターからの手紙なんですけど…」と封筒を差し出す“待ち伏せ”攻撃で石川を困惑顔に。中年女性に多大な影響力を持つみのもんたが司会の情報番組「朝ズバッ!」は、禁止されているギャラリーによる写真撮影を助長するような映像を使用し、大会関係者を困らせてもいた。
度重なる非常識なストーカー的取材手法に大会は怒り心頭で8日にも、同局に抗議文を送る方針。同局は6日朝に情報センターの部長と「ピンポン!」担当者が謝罪のため会場を訪れ、「調査して厳正に対処する」と話したという。
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