 試写会入り口は空港並みの持ち物検査=12日午前8時40分、東京都港区六本木 |
ニューヨーク市警のジョン・マクレーン警部補(ブルース・ウィリス)が立ち向かう今度の敵は「サイバーテロ」。だから、というわけではないだろうが、12日朝、世界で最も速い試写のフィルムが回った東京・六本木ヒルズの映画館は超厳戒態勢だった。
携帯電話は係員の前で収納袋に入れ封印。空港並みの金属探知機もくぐり館内へ。スクリーンの両脇では上映中、ずっと警備員が目を光らせる。
肝心の中身だが、相変わらず“不死身”のマクレーンが、50歳を超えたとは思えない身のこなしで、全身血まみれのガンアクションやカーチェイスに挑んでいる。
テロリストは、7月4日の独立記念日に、交通網、通信や金融のシステムをマヒさせ全米のインフラを人質にとる。航空会社のシステムダウンでパニックが起きたばかりの日本にとっても絵空事ではない。
ブッシュら歴代大統領のニュース映像のパクリ画像を犯行声明に使うくだりは、“強いアメリカ”への揶揄と受け取った。
携帯電話も使えないマクレーンがどう戦うかが一番の見どころ。相棒は、一味が口封じのため抹殺しようとしたオタクのハッカー青年マット(ジャスティン・ロング)。肉体労働と頭脳労働の凸凹コンビが、2時間超のバトルに見る者を引きつける。
シリーズ中で格闘シーンが最もゴージャスになった。その分、シリーズの「1」で見られた悪役の人間味が少し薄らいだ気もしたが、それこそが現代なのか。悪女を演じるマギー・Qの寒々とした美貌や、大学生になった愛娘ルーシーとの父子の葛藤など、アクション以外の見どころも抜かりない“特盛り”の娯楽大作だ。
ZAKZAK 2007/06/12