まさに今が熟れどきの女優が、CMで中年サラリーマンのハートを熱くしている。
「きょうも一日ご苦労様。あんまり頑張りすぎないでね。私…私ね、『金麦』と待ってる〜」
サントリー発泡酒の宣伝でこう語りかけるのは女優の檀れい(35、写真)。BGMは、ニッポン放送の深夜放送「オールナイトニッポン」でおなじみの「ビタースイート・サンバ」。昭和のけなげな人妻をイメージさせる風情と相まって、何ともノスタルジックな気分にさせてくれる。
年齢の割に、知名度不足の檀は、宝塚歌劇団娘役出身で、2005年に退団後、女優に転身。映画「武士の一分」で、木村拓哉(34)の妻役に抜擢された女優といえば、ピンとくる方もいるだろう。
今年2月の日本アカデミー賞授賞式では山田洋次監督が、「美しい。ただ、美しいんです」と絶賛。山田監督は、「武士の一分」に続いて、吉永小百合(62)主演の次回作「母(かあ)べえ」(来年1月公開)にも檀を起用する惚れ込みようだ。
出演作「釣りバカ日誌18」(朝原雄三監督)の公開も9月に控える。檀の魅力を映画評論家の樋口尚文氏は、こう語る。
「『武士の一分』では、ベテラン役者の笹野高史さんと拮抗するほど、しっかりした演技のテクニックを見せました。映画デビューとは思えないほど、手堅く、地に足のついた演技をしました。衝撃的でしたね」
宝塚の娘役出身としては、黒木瞳(46)に続く存在としても期待がかかる。
「宝塚でも男役というのは、鳴り物入りで芸能界に転身するが、娘役はしっかりした実力が求められる。彼女は、まさに今、円熟期にいます」(樋口氏)
こんな奥さんがいたらなぁ…。
ZAKZAK 2007/07/02