第89回全国高校野球選手権山梨大会で、NHK甲府放送局が無断で集音マイクをベンチに仕掛け、放送に使用していたことが31日までに分かった。山梨県高野連はベンチ内の取材は原則として禁止にしており、同局に口頭で厳重注意した。
県高野連などによると、28日に県営小瀬球場(甲府市)で行われた決勝「甲府商Vs甲府工」の試合開始前にチーム関係者がマイクの存在に気付いた。マイクは直径4センチの球状。一、三塁側の両ベンチ天井から1個ずつ吊されていた。同局は撤去を要請され、試合前に撤去した。
だが、同局は24日の準々決勝2試合と26日の準決勝2試合の計4試合にも同様に無断でマイクを設置しており、ベンチで交わされる球児たちの声が放送で使用されていた。
同局は、試合の臨場感を出すために設置したとして、「関係者に迷惑をかけ、申し訳ない」とコメントを発表した。
アマチュアスポーツをめぐる“盗聴事件”では今年6月、TBS系の情報番組「ピンポン!」が、関東アマチュアゴルフ選手権に出場したハニカミ王子こと石川遼選手(15)の同伴競技者に、小型マイク装着を依頼して、断られている。同番組は選手権初日に、石川選手のキャディーバッグへのマイク装着の打診が大会事務局から拒否されていた。
ZAKZAK 2007/07/31