この夏休み超大作映画の筆頭といえば、スピルバーグ製作総指揮、製作費180億円、全世界でメガヒット確実という「トランスフォーマー」。その向こうを張って「笑って猛暑を吹き飛ばせ」と、日本から“超小粒”SF映像が続々と公開される。その名も「お茶の間トランスフォーメーション」。「本家が大ヒットすればこちらも…」と商魂たくましい=写真。
「お茶の間−」は本家と同じく、さまざまな金属機器が突如変身していく様子を描いた1本約2分間の作品。本家と違うのは、変身したデジタルカメラやポット、携帯電話が人を襲わずに、ひたすら「情けなくも愛すべき」行動をとっていく。デジカメが変化した生命体は、隣家で着替え中の女性をのぞこうと望遠レンズを作動させたところ…といった具合だ。
製作者側は、「本家が大ヒットしそうなので急きょ企画しました。もちろん、お伺いはたててません」と涼しい顔。製作費は1本100万円と案外高価で、現時点で20本、さらに「日本以外全部沈没」(2006年公開)などパロディー映画の第一人者、河崎実監督(48)による特別編の計21作を製作予定。すでに1本目が完成、インターネット上で公開されていて、今後、家電量販店の店頭、JR中央線の車内モニターなどで公開される。
河崎監督も出席して行われた製作発表では、スピルバーグ監督のそっくりさん(外国人タレントでおなじみの稲川素子事務所所属)を招き、花束贈呈まで行う徹底したパロディーぶり。
そっくりさんは、「ハリウッドに巨大なスタジオを作ったんだ。主演の機械たちは撮影ではみんな一発OKだった」と身ぶり手ぶりで話す熱の入れよう。河崎監督は「この暑いのに、みんなよく怒らないね」と笑いをこらえていた。
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ZAKZAK 2007/08/06