俳優、藤原竜也(25)=写真=が、あす17日開幕の舞台「ヴェニスの商人」(東京・天王洲銀河劇場)で、4カ月間のイギリス留学の成果を見せる。
「生かせればいいですね。半年近く仕事をしていなかったので、ものすごい緊張と期待があります」。藤原の目は輝きを増したように見えた。
16世紀末の貿易都市を舞台に、恋あり、復讐あり法廷劇ありの古典の名作。藤原演じるバザーニオは、令嬢ポーシャ(寺島しのぶ)にプロポーズするため、貿易商の親友アントーニオ(西岡徳馬)を保証人にユダヤ人のシャイロック(市村正親=同右)から借金をする。
藤原が、短期留学先にイギリスを選んだのは、10年前に蜷川幸雄演出で踏んだ初舞台「身毒丸」で、ロンドン・バービカン劇場に立った経験があったからだという。当時、15歳だった藤原は大絶賛を浴びた。
「普通の学校へ行って宿題をいっぱいして、夜はパブへ行って、朝起きて…の繰り返し」
藤原は、留学生活をそう振り返るが、事務所関係者によると、週末は小劇場なども含めて30本の舞台を鑑賞し、スペインの各都市やパリにも足を伸ばしたというから、遊び半分では決してなかったようだ。
渡英前は、英語への不安も口にしていたが、1カ月でホームステイから一人暮らしへシフトチェンジ。「自分で不動産屋と交渉して家を決めて、朝食にはゆでたブロッコリーなどを食べて楽しんだようです」(関係者)
イギリス最古の歴史を誇る劇団ロイヤル・シェークスピア・カンパニーのグレゴリー・ドーランが演出する「ヴェニスの商人」。どう化けるか。9月30日まで。10月4−7日、兵庫県立芸術文化センター。
ZAKZAK 2007/08/16