ドラマ、映画ともに大人気となった「踊る大捜査線」を手掛け一躍、ヒットメーカーとなった本広克行監督が、6年ぶりに連ドラに復帰するフジテレビ系土曜ドラマ「SP(エスピー)」(11月3日スタート、午後11時10分)。主役は湾岸署の刑事から、VIPを守る警視庁警備部のSPに移るが、再び熱い“現場”のドラマが期待できそうだ。
29日、都内で行われた制作発表で15分のダイジェスト版がお披露目された。鋭い五感を駆使してテロリストを追いつめる新人SPにV6の岡田准一(26)が起用され、上司を堤真一(43)、同僚を真木よう子(25)が演じる。岡田とテロリストとの格闘シーンや、同僚との洒脱な会話、随所に盛り込まれた小道具など、「アクションを盛り込んでバージョンアップした“踊る大捜査線”みたい。スピード感もあって、懐かしいけど新しい」(テレビ誌編集者)という声が上がった。
“総監督”の肩書で復帰した本広監督は、「最初にいただいた脚本が映画みたいに素敵で濃密だった。だったら、映画みたいに作っちゃおうと。お金もかかってますが」と述べ、将来の映画化にも意欲満々。第1回放送で岡田がテロリストと戦うシーンの撮影だけで3日も費やすほどの入れ込みようだ。
脚本は「GO」で直木賞をとった金城一紀氏の初書き下ろし。コワモテのイメージがあるSPを、合コンもして非番の日はきっちり休みたいフツーの男性として描き、視聴者に親近感をもたせるあたりも、「踊る−」のエッセンスが継承されている。
「踊る−」は映画2作で約275億円の興収をあげ、スピンオフ企画も好調。同局が“挑戦枠”として実験的な企画を送り出す土曜ドラマ枠から、早々に映画化作品が誕生するかもしれない。
ZAKZAK 2007/10/30