 ほんわかした空気をただよわせる柳原可奈子(クリックで拡大) |
「総武線の女子高生」「渋谷109のカリスマショップ店員」といった細かいものまねネタを、ポッチャリ体形で演じて大ブレーク中の女芸人、柳原可奈子(21)。芸歴3年目にして、10本近くのレギュラー番組を抱える売れっ子の素顔を直撃した。
「あ? アッシ」(もしもし? 私)、「オンニ、アツいかんね」(鬼=すごく、流行ってるからね)と、ギャル語を駆使して笑わせる柳原も、舞台裏では礼儀正しい。
「普段から電車の中とかで人の話を盗み聞くのが趣味なんです」と、つぶらな瞳を輝かせる。芸の土台は人間観察だが、“ネタ帳”として欠かせないのが携帯電話だ。
「友達と話をして、面白いと思ったことは、携帯でメールするフリしながら記録するんです。目の前でメモをとると警戒されちゃうから。メールで携帯を使うことはほとんどないですね」
今でこそ「外を歩くときに気づかれることが増えた」と、人気者ならではの悩みをもらす。
急激にテレビで見るようになったが、昨年のバラエティー番組のギャラは年間通じても、わずか17万円だった。「ギャラが700円の時代もありました。アッハッハ」。根が明るいからメゲなかった。
今年の初もうでで「売れますように」と祈ったところ、2月ごろから仕事が続々と舞い込んできた。「生活にもだいぶ余裕が出てきました」とうれしそうだ。売れるにつれ、体形にも余裕が出てきた。「テレビに出始めたころから7キロ太りました。おすしの出前をとるのが好きなんです」と明かす。
食うや食わずだったころに比べ家財道具も充実。「家で洗濯するのが好きで、新品の洗濯機がグルグル回るのを見ていると“宇宙”を感じる」と、発想がぶっ飛んでいる。
女芸人の世界では、先輩の青木さやか(34)が結婚したばかりだが、自身の婚期は「芸能界でちゃんと足場を固めてから」と堅実だ。
「ネタが披露できる番組がもっと増えてほしい。ライブも続けます。理想? アイドルに聞いてるみたい(笑)。芸人という仕事を理解してくれる人ですね」
島田紳助(51)が司会を務めるテレビ朝日系バラエティー「紳助Vs女神のアンテナ」(5日スタート、月曜午後7時)の準レギュラーにも抜擢された。
女性出演者が井戸端会議風にさまざまなテーマで熱くトークを繰り広げる。「ホントの私は、女子高生やショップ店員を斜めから見ている立場ですけど、番組では若い世代の代表としてやっていけたら。いろんな方の人生観を聞いてネタに生かしたい」と張り切る。
太く芸能界を泳いでいけそうだ。
やなぎはら・かなこ 1986年2月3日生まれ。東京都中野区出身。東京アナウンス学院お笑いタレント科卒業。昨年10月ごろから「エンタの神様」(日本テレビ系)などで露出しはじめ、今年2月の「爆笑レッドカーペット」(フジテレビ系)で一気にブレーク。フジ系「笑っていいとも!」の火曜レギュラーとしても活躍中。
ZAKZAK 2007/11/05