 フレッシュだが、実力派の宮崎(左)と瑛太が“幕末もの”を変える? |
“幕末もの”は当たらないというNHK大河ドラマのジンクスを覆せるか−。来年放送される「篤姫」(1月6日スタート、日曜午後8時)に主演する宮崎あおい(22)の演技に注目が集まっている。
作品は宮尾登美子氏の小説「天璋院篤姫」が原作。幕末の時代に、薩摩・島津家から徳川13代将軍・家定に嫁ぎ、江戸城の無血開城に尽力するなど波乱の人生を送った篤姫が主人公だ。
大河史上、幕末ものは三谷幸喜氏が脚本を手がけた2004年「新選組!」以来4年ぶりで10作目。ビデオリサーチのまとめによると、過去9作のうち期間平均視聴率(関東地区)が20%を超えたのは3作品だけ。青春群像劇として一部のマニアから高い評価を得た「新選組!」でも17.4%にとどまっていた。
「幕末ものが当たらないというジンクスは十分承知している。では、なぜ当たらないのか、ということをちゃんと考えた」とは、佐野元彦チーフプロデューサー。
「これまでの幕末ものは、男たちが策謀したり、暗殺をしたり、といった面ばかりがクローズアップされていた。が、幕末は特殊な時代ではなく、実は、僕らが生きている時代と変わらないんだと伝えようと思ったんです」と力説する。
薩摩が舞台となるストーリー前半はホームドラマ色が強く、親しみやすい内容だという。
後に篤姫となる於一(宮崎)は男勝りで活発な少女という設定。父・島津忠剛(長塚京三)、母・お幸(樋口可南子)らの家族愛が描かれている。登場人物のせりふにも現代的な言い回しをさりげなく取り入れている。
第1話のマスコミ試写会で、宮崎は男装姿も披露。時代劇は初めてながら、「着物でも、こんなに楽なんだと思った。男の子はうらやましい」と笑顔を見せた。
於一に淡い恋心を寄せる幼なじみの肝付尚五郎=後の小松帯刀=を演じる若手実力派、瑛太(24)は「幕末の史実がわからなくても、“尚五郎、せつないな。思いが(於一に)伝わってないな”と、恋愛ドラマの感覚でいろんな年齢層に見てもらいたい」と期待を寄せた。
新しい幕末ドラマは視聴者の心をつかめるか。
ZAKZAK 2007/12/03