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「子供が笑うところに予算を」…橋下弁護士会見(1)

大阪府知事選への出馬を表明する、橋下徹氏=12日午前10時、大阪府庁(クリックで拡大)
大阪府知事選への出馬を表明する、橋下徹氏=12日午前10時、大阪府庁(クリックで拡大)
 「おはようございます。今回立候補を決意しました。橋下徹です。本日の会見は立候補の意思を表明するのが主な目的ですので、質問に答えさせていただきたいと思います。立候補するにあたり周囲の方々、特に放送局の方、私が出演していた番組のスタッフの方に多大なご迷惑をかけました。編集に追われ、申し訳なく思っております。大阪のために頑張りたいと思いますのでご了承ください。質問にお答えしたいと思います」

――出馬に至る経緯について詳しく

 「政治に対する関心は5年前ぐらいからありました。政治というよりメディアに30代前半からコメンテーターという職について、弁護士であったらお話できないであろう人たちの話をうかがい、一線で活躍されているいろんな方から勉強させてもらいました。

 30代の7年間は、自分でいうのも恥ずかしいですが、めまぐるしく成長したなという実感を持ちました。その中で大阪が元気がない、明るくないという思いが募ってきまして、何とかならないものかと常々考えてきました。具体的に先頭に立ってやろうと思ったのは市長選の前あたりくらいかと。

 ぼくはいろんなメディアでも不適切な発言してきたし、品行方正という生き方をしてきたわけではありません。これからは週刊誌などでいろんなこと、犯罪にかかわることはやっていませんけど、取材をすればいろんなことが出てくると思います。妻の耳には入れたくないんですが。

 ですから、政治の一線の人から大阪を変えていこうと私に声がかかるとは思ってもみませんでした。なんとかしたい気持ちはあったが先頭に立つとまでは思ってなかった。ただ、(大阪)市長選の際に政治の世界で活躍している人に声をかけていただいて、機会があるなら考えていることが実現できるのであればやってみたいと思うようになってきました。それが今回、出馬にいたる経緯というか動機です。

 前回、市長選のときには出馬をしないという発言をテレビの生放送で発言しました。私は弁護士の仕事をさせていただくとともにいろんな番組に出演させてもらっています。立候補させていただくとなると、仕事の調整、弁護士の事務所運営もあるし、番組の調整が必要になります。市長選も仕事の調整がつけばやりたい気持ちもありますが、メディアに報じられると、調整がつかなくなるので、報じられた段階で出馬はしませんと伝えていました。メディアからも要請があったのかと聞かれました。38歳が断るというのは生意気すぎるということで、出馬の話がなかったことにしてほしいとしていて、要請もありませんとコメントしました。

 うそといえばうそになるんですがそういう事情でした。今回、知事選にだれがでるかと思っていたら、いろんな話をいただいて、このときも私自身が訴えられている裁判もありますし、新番組の話もありましたし、市長選の時よりさらに番組調整が難しかったのです。

 仕事の調整がつくまで報じられないようにと話をしていましたが、しかし、メディアはさすがだなと思いますか、報道の自由がしっかり機能している国だなと思いますが、朝日新聞、毎日新聞のほうに5日に第一報されまして。いろんな取材を受けることはあります。調整不可能と思い、出馬の意思はないとコメントを出しました。

 このときも要請を受けたのにけったというのは生意気じゃないかと、まだそういうコメントを出すのは自分の立場から分不相応と思ったのですが、整合性をとるために、ニュアンスの受け取り方の違いというコメントしました。法律的には詭弁なのかもしれませんが、朝日新聞の了承というのは、報じられた以上、合意はなかったという、常識的にははずれるかもしれませんが、朝日新聞の了承しているのは違うというと、『解除条件付きの了承』というのが正しい。報じられたので即日『出ません』と発表して大丈夫です、各局に放送を続けてくださいと回答しました」

 「調整がつかなかった番組は、『行列ができる法律相談所』と『ムハハnoたかじん』の2つ。その2つは年明けの収録をしてしまって、ムハハnoたかじんは収録のストップもできなく、私が出馬表明すると放送する分がなくなってしまうという事態だった」

 「朝日、毎日の報道が出る前から、調整できるのであれば調整したいと思っていた。ABCの『クイズ紳助くん』『探偵ナイトスクープ』も個人的な理由でキャンセルしました。それで調整にかかりながら、いけるかどうか、何日に出馬表明すればご迷惑かけなくてよいのか、番組を放り出すわけにはいかず、ぎりぎりまで日にちを探っていました。

 そういった難しい調整をしているときに、プロダクションの方も調整不可能と判断し、すぐに出馬断念と関係者に伝えました。その後、いろんな方から大阪明るくしようよ、なんとかならんかと言われ、辛坊さん、やしきたかじんさんに相談したら、『番組のことだったら心配しなくていい。それよりも大阪のためなら理解してくれるでしょう』と言ってくれた。もやもやとしているうちに読売新聞に「出馬意欲」と報じられた。

 その後、プロダクションに取材が殺到して、番組の調整がつかなければ難しいと話をした。火曜日の昼ぐらいに、プロダクションの事務所の芸能という分野の慣行に違反するのかもしれませんが、『行列−』のプロデューサーと直接にお話させていただき、『調整する』と言葉をもらった。紳助さんにも『ご迷惑をおかけするかもしれません』といったところ、『ええんちゃうか』と。やしきたかじんさんにも電話したところ、『今しかない。行け。番組のことは全部おれが責任を持つ』との一言をいただいた。

 急遽プロダクションに電話して『出馬します』と伝えた。本当に大迷惑なことだと思うんですがここは自分の思いを実現することに力を入れたい。他人に迷惑をかけるかもしれないが。

――知事になって何をされたいのか

 「大阪はかつては商人のまちといわれ、大阪といえばこういう街というイメージができたが、現在は、残念なことに東京を除くその他の都道府県になってしまっている。大阪府の予算書をぺらぺらとめくりながら見ていくと、事務的経費を除いた2兆円の使い方、行政といえばしょうがないのでしょうが、7つの重点方針を太田知事はたてられているようですが、まんべんなくお金を使っているように思いました。絶対的な差別化を図らないと第三者には伝わらない。2兆円を自由に使えるかどうか分からないが、まずはひとつのテーマ、選択と集中は当たり前ですが、重点テーマにお金をつぎ込み、大阪を特徴づける、関西圏で企業が拠点を探っているとき、兵庫や京都とこの点が違うというところを出してたい。企業が大阪を選ぶ、国民が大阪を選択する一つのメルクマールをつくりたかった。大阪の特徴をつくることによって企業を呼び込み、人を呼び込み、とにかく子供が笑うというテーマにそってお金をつぎ込んでいきたい。

 キャンペーンや事業をするときに、職員が汗をかけばお金を使うことはない。子供が笑うところに積極的予算をつぎ込みながら、子供が笑うということを重視してるんだねといわれるように。正式に議会のみなさんや職員のみなさんにたずねたわけではありませんが、不妊治療20万円のうち半額の補助をしているが、とにかく積極的に補助していくこと、妊産婦の受け入れ拒否の問題にも積極的に補助していきたい。

 次に子供が生まれるときに産科、小児科の激減の問題もあると思いますが、ここにも積極的にお金を使う。子供を育てることは男が仕事をするより大変なこと。地域社会がうまく機能していない。石原さんのぱくりといえばぱくりですが、駅前保育の施策に感動しました。

 何とか子供たちの医療費にもお金を出したい。小学校のグラウンドを芝生化したい。子供が遊ぶ公園は制限されている。私がいる豊中市も大きな公園があるのですが、校区外ということで遊びに行けません。子供たちも元気よく遊べるようなアピールはできないか。全国の公立中学校の給食実施率は約80%だ。大阪は10%くらいしかない、これはお母さん方の大きな負担になっている。公立中学校で実現するために既存の設備を使いながら実施したい。

 高校では、学区がかわり学校間戦争も激しくなるでしょう。高校であれば私立の選択もあるでしょうが、公教育を充実させたい。公立では希望する高校に入れないというのが、保護者の素直な感想。塾で勉強することは悪いことではないが、学校でなんとかならないのか。東国原知事が徴兵制という発言をしたのはともかくとして、体育会系のクラブをがんばらせたい。暑いこと寒いことを我慢させる。私は北野高校のときにラグビー部に入っていたが、メンバーは高校ではまったく勉強していなかったが、一浪などしてそこそこ社会でがんばっている。中学、高校で汗を流して、外で真っ黒になるという元気さがほしい」

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