 大阪府知事選への出馬を表明する、橋下徹氏=12日午前10時、大阪府庁(クリックで拡大) |
「中学、高校の入試制度の大きな改革が必要です。つらつらと子供が笑うということで考えていくと、歩行者天国がないというのは寂しい。御堂筋を歩行者天国にして、これは警察の専権事項ではありますが、そこは職員の方が汗をかいて歩行者天国にすれば自然と大道芸人さんが集まってきます。御堂筋になんでイルミネーションがないのか。4300万円の赤字で神戸のルミナリエをやめるなんてもったいない。それなりのお金がかかるんでしょうが、みんなが喜ぶような街にしたい。これは大阪市との協議になるんでしょうが。
私は講演会いろんなまちを回っています。各地の商店街を歩くのが趣味で、人が集まる街の共通点は、石畳、街路灯。三休橋にガス灯設置しようという計画とかありますが、人が集まれば、店が開く。行政が案を出して企業を活性化する力がないが、民間企業ががんばれる下支えするのが行政です。御堂筋から四ツ橋まで無理でしょうか。石畳と淡い外灯、電柱の地中化ができれば人が集まる。お金を払わなくても楽しい気分で大阪を歩ける。夢みたいな話ばかりかもしれませんが、とにかく子供が笑う街をつくりたい。
企業さんにじゃぶじゃぶ使うというのではなく、太田知事さんは中小企業に1兆円の融資を達成したという報道もありましたが、子供が笑うというテーマで、従業員が本当に働きやすい環境が必要。企業が明日から役に立つことやってくれなくても、『従業員が働きやすそうだと、じゃあ大阪に行こう』となるような判断を促したい。大阪の中小企業の技術力はすぐれている。中小企業の技術力を評価している大企業との取引を増やしていけるように、行政が汗をかいていくべきだ。東国原知事が県産品をアピールしているが、大阪は中小企業の技術力。くだらないイベントをするなら、全国の大きな会社と中小企業の技術力をマッチングさせながら取引を活性化させるセールスの先頭に立ってアピールしたい。
大企業の工場、研究所が東京に流れていっていますが、大阪で活動するためにどんなインフラが必要なのか。必要なインフラにお金をかけ、必要のないものにお金をかける必要はない。弁護士の仕事も広告がうまくいくと仕事が活性化する。中小企業の方は広告がうまくいかず、大企業の目にとまらない。
子供が笑う方に話が戻るのですが、祭りにしても道路の使用許可がなかなかおりない。これも大阪府警と相談してのことでしょうが、明石の(歩道橋)事故があってなかなか許可がおりないかもしれないが、府のトップの私が責任を持つということで使用許可を出してもらいたい。祭りについては積極的に許可がおりるように努力してほしい。私も子供のころ縁日が好きだった。月に1回でも夜店が出るように、出かけていけるように職員の皆さんに汗をかいていただきたい。子供が笑う、職員が汗をかくのが大きなテーマです」
――政党の推薦は受けられてますか
「今は、当然ですがどこからももらっている状況ではありません。38歳の人間が手をあげて夢みたいな話をして、どんどん実現できるかというとそうではありません。議会の方と協力していかなければできない。38歳の経験知識の足りない部分を補っていただくのは議会の人生の先輩方。推薦いただけるならありがたくちょうだいしたい」
――どの党からの推薦を受けるのか
「国政においては自民、公明、民主とあって、僕は二大政党を主張してきました。地方でも政党間の対立が必要なのかもしれませんが私はそうは思ってません。決められた国の制度のなかで地方行政を行っていかなくてはなりませんから、そういう主義主張を取り込むべきではないと思っています。予算はそろばんをはじく損得勘定の話ですから、議会の皆さんと協力しながら考えたい。地元のみなさんの声を聞くというのは議会の声を聞くことなので。共産は推薦を決めているようですから要請はありません。その他はこの党とか決めてはいません」
――要請はしたのか
「ありません」
――推薦がなくても立候補するのか
「推薦のあるなしにかかわらず、大阪を明るくしたい、なんとかしたいという思いは大阪市長選のときからブレはない。自分の思いが実現できるよう頑張りたい」
――どの党に推薦を求めるか
「共産以外。その他、推薦していただけるならどこでも。私が要請できる立場にはないと思っています。今日の様子が報じられるだろうし、それを見て、各党の皆さんが推薦できるかだめなのか判断していただきたい」
――メディアをみて判断してほしいと?
「どこでどう見られるのかわかりませんが。選挙対策の本部もままならないまま、出馬の意思表示を先にしたというのが本音です」
――古賀さんに出馬の意思を伝えたと聞いているが、自民党にお願いしたと理解していいのか
「お願いはしていない。協力を自民、民主、公明にかかわらず、自然に言えば、各党のみなさんにお願いしたい」
――先週は確信犯的にうそをついたのか?
「うそではないです。当時から合意がありました」
――二転三転しており、会見の内容もテレビなど内向きで、言葉の軽さもあると思うが、府民に対してどう説明するのか?
「内向きの話が出ましたが、すべての仕事をほっぽりだして出馬することを府民が納得できるかというとそうではない。私がある弁護士を訴え、結局、敗訴した裁判があるんですが、弁護士の世界ではある事務所に所属するのを『いそ弁』といいます。独立するときに、それまでの仕事をほっぽりだしていくのは慣行だが、それはできない。調整がつくまで出馬できないのは間違いではない。二転三転といわれればそうかもしれませんが、大阪を変えたいという気持ちに変わりない。二転三転したのは手続き上のこと、二転三転というより1回かえただけ、大阪をかえたいという思いに変わりはないです」
――テレビ関係者に迷惑をかけたといったが、出ないといってるのを見た府民に対しては?
「信用できないといわれれば、有権者の判断。それを覆すだけの大阪を変えたいという今からの気持ちをアピールして、絶対に出ないといって出ると覆したことを説明したい」
――自民からいつ打診があったのか?
「朝倉幹事長と会ったのは言われているころです。知人の民間会社の社長を通じて会食しました。『大阪府政どうだろう』といわれ、私が席上、大阪に対しての思いを語りました」
――そのときに打診されたという認識があったのか?
「報じられたのは5日。ですから3日に正式な要請をいただいたと思っていす」
――朝倉さんからですか
「そうです」
――出馬してほしいといわれたのか
「出馬という言葉は…。諸条件が整っていなかったものですから、朝倉さんもこいつは本当にできるのかと見定めていた状況では。私の方から『諸条件が整えば頑張る意思はあります』と伝えました」
――ほかの党は
「民主は一切ありません。公明もお会いしてません」
――会ったのは朝倉さんだけですか
「堺屋太一さんと古賀さんに。東京でお会いしました。報じられなければがんばりたいと伝えました」
――その解除条件はそのときに言った?
「そうです」
――全部なかったことにするというのもそのときに伝えたのか
「それは私の判断です」
――報じられた後、朝倉さんには断ったのですか
「5日に電話をいれて、諸条件があわなくなったと」
――もう少し早く調整をして、他にやりようがあったのでは
「無理です」
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ZAKZAK 2007/12/12