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“萌え”おこしで地方活況…経済効果なんと900億円

「あきたこまち」1カ月で2年分売り上げ

 不況と消費低迷にあえぐ地方自治体などが、“萌え”で起死回生を図ろうとしている。アニメ風美少女の“萌えキャラ”を地元の商品パッケージや団体のマスコットとして採用し、オタクの関心を集めるついでにサイフのヒモもゆるめようという作戦だ。その経済効果は、いまや900億円とも言われている。

 今年9月、「あきたこまち」を販売する「JAうご」(秋田県羽後町)は、なんと米袋のパッケージに美少女イラストで人気のイラストレーター、西又葵さんの「萌え画」を採用。ブログや口コミなどで聞きつけた萌えファンが“買い付け”に殺到し、わずか1カ月で2年分の売り上げを記録した。

 JAうごの佐々木常芳課長は「袋の絵もさることながら、『こんなおいしいお米は初めて』『初めて炊飯器を購入した』といった声が連日メールで寄せられています」と驚きを隠さない。

 この「萌えおこし」は、いまに始まったことではない。昨年ブレークした人気アニメ「らき☆すた」の舞台として知られる埼玉県鷲宮町には、“聖地巡礼”などと称して全国のファンが訪問。今年4月、町役場が主人公一家の名前とイラストが入った「らき☆すた特別住民票」(300円)を頒布したところ、全国から4000人のファンが殺到し、大きな話題となった。

【「びんちょうタン」少女はアニメ化】

 紀州備長炭の産地、和歌山県の「みなべ川森林組合」でも、頭に備長炭を乗せた少女「びんちょうタン」を制作し人気を集めている。最盛期にはフィギュア200万個、漫画単行本10万部を売り上げ、テレビアニメも放映された。

 「現在は地元の紀州備長炭振興館や道の駅、国民宿舎で携帯ストラップなどのグッズを販売していますが、人気は相変わらず。グッズの購入者が後日、備長炭を注文するケースも増えています」(松本貢参事)

 青森県警むつ署も2004年、地元出身の漫画家・武井宏之氏に依頼し、同氏の人気作品「シャーマンキング」の女性キャラを婦人警官に変えた独自キャラを制作。同署のホームページに掲載したところ、月平均2万アクセス超を記録した。「県内最大の青森署や八戸署でも、せいぜい1万アクセス。むつ署と同規模の署だと2000アクセス程度」(県警広報課)という人気ぶりだが、残念ながら商品化の予定はない。

 佐賀県の旧大和町(現佐賀市)の「まほろちゃん」は、同町が佐賀市と合併した際、一度“引退”したが、佐賀市役所には小学生を中心に現役続行を望む声が殺到。非公式マスコットながらホームページの「キッズステーション」コーナーで電撃復活した。市秘書課の池田哲也さんは「キャラクターとして知名度が高く、子供たちにも親しみやすいことから、キッズページに画像を掲載しました」と語る。

 自治体や公的団体の相次ぐ萌えキャラ起用について、オタクジャーナリストの篠本634(ムサシ)氏は「いまや萌えキャラの経済効果は、全国で900億円超とも言われています」と、その経済効果を力説する。

 「とはいえ、絵がカワイイだけではダメで、キャラが“立っている”ことが重要。つまり一般に知られていなくとも、自分たちが好きな絵師(=イラストレーター)が携わったキャラグッズなら、警察マスコットだろうが米だろうが関係なく、強く惹きつけられる。その結果、キャラを起用した自治体や会社自体も好きになり、強い購買動機につながります」(篠本氏)

 景気を回復させる救世主は、政治家でも大企業でもなく、“萌えおこし”に頑張る美少女たちかもしれない。

ZAKZAK 2008/12/20

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