ベストセラー「スローセックス実践入門」(講談社+α新書)の著者で金曜夕刊フジ紙面で「スローセックス実践講座」を連載中のアダム徳永氏(セックス・セラピスト)=写真=の新著が21日に発売、話題を呼んでいる。題して「妻を愛する技術 スローセックスから日常の会話まで」(同)。「釣り上げた魚にエサはやらない」などとうそぶいてきたサラリーマン諸氏に、とくにおすすめ。妻との関係改善は仕事にもつながるからだ。
アダムさんは執筆の動機をこう語る。
「セックスもそうだったが、口にするのがはばかられ、あいまいにしてきたことに切り込もうというユニークな試みです。世の中にジャンクセックスがはびこっているので、本当の愛に到達できるスローセックスを提唱、前作になりました。同様に、いま幸せな大人の夫婦関係を築けない人たちがとても多いと感じ、この本を書きました。次に『夫を愛する技術』を書き、愛の三部作を完結させたい」
妻を愛するのに技術なんているのか−などとおっしゃる方には、別表のチェック表をお試しいただきたい。〇が5つ以上の方は、「いつ逆三くだり半を突きつけられてもおかしくない」。でも、悲観するなかれ。まず自分たちがどんな夫婦か気づくことから始めればいいと、アダムさんは言う。
【パパ、ママと呼び合う落とし穴】
チェック表の設問の中でエッと思うのが、妻をママと呼ぶことの危機。
「夫婦の役割が子供が生まれることによって父と母に固定化されると男女の愛が空洞化してしまう。少子化で子供をものすごくかわいがるあまり、夫婦の愛がこぼれてしまうんですね」
同様に友達みたいな夫婦も要注意だ。
「大体、セックスレスですね。妹みたいな、というのもそう。妹や友人とはセックスしませんよね。そういう場合、奥さんにホンネを聞くと、夫に言わない不満が隠れているもの。愛がちゃんと育っていないんです」
【妻のホンネを探る「もしも話」のススメ】
もしも宝くじで1000万円当たったら…妻が「〇〇を買いたい」と言ったら、「僕なら〇〇に使う」と、こんな話がきっかけになる。そして、すこしほぐれたら、「僕は夫として何点かな?」と聞いてみよう。「85点」といわれたら、15点の減点は何か、と聞く。そこで妻の不満が自然に分かる仕組み。試してみると、意外にホンネが出てくるものだという。
【目を見て話し、夫婦げんかは自分から謝れ】
テレビを見ながら、奥さんに生返事をしていないだろうか。続くと妻の心が離れてしまう。
「泣く子をあやさず放っておく親がいる。赤ちゃんはそのうち希望を持てない人間になってしまう。妻もちゃんと目を見て話さないと、自分に関心がないと思い、気持ちが離れてしまう。夫婦げんかをしたら、潔く自分から謝るのが大事。子供と大人の違いは他人を思いやれるかどうか。エゴを捨てて相手の立場に立てれば、平凡だが幸せな関係が築ける。逆に奥さんから癒やされる。好き嫌いで一緒になって、夫婦愛に移れるかが分かれ目ですね」
「ありがとう」と言ったり、スキンシップをとったり、ちょっとした積み重ねが大事だという。
お試し、あれ!
【夫婦の危機チェック表】
(1)妻との会話がない
(2)しばらく妻の笑顔を見ていない
(3)最近、妻に「ありがとう」と言っていない
(4)最近、妻に「愛している」と言っていない
(5)夫婦げんかしても自分からは謝らない
(6)妻とのスキンシップがない
(7)妻と話すとき目を見ない
(8)妻とはセックスレスである
(9)最近、妻と外食していない
(10)妻を母さん(ママ)と呼ぶ
ZAKZAK 2008/01/21