日本の円谷プロダクションが「ウルトラマン」の著作権を侵害されたとしてキャラクタービジネスを行っていたタイの企業と経営者を訴えていた訴訟で、タイ最高裁は6日までに、円谷プロ側の主張を認め、タイ側に1070万バーツ(約3450万円)の損害賠償支払いを命じた。
円谷プロなどによると、裁判でタイ企業側は、経営者のソムポート氏が円谷プロ創設者の故円谷英二氏にウルトラマンのアイデアを提供した「共同創作者」であるとし、同プロ側と締結した著作権譲渡契約に基づいて事業を行っていると主張。円谷プロ側は契約書は偽物などと主張して1997年に提訴した。
2000年の一審判決は円谷プロの主張を部分的にしか認めず、双方が最高裁に上訴していた。
円谷プロは中国でも同様の著作権侵害に絡む訴訟を行っており、映像制作企業で同プロの親会社、ティー・ワイ・オー(TYO)は「キャラクター事業の海外展開に寄与する」と、判決を評価するコメントを発表した。
タイ企業のウルトラマンの利用権をめぐっては、円谷プロは日本では最高裁まで争ったが、敗訴が確定している。(共同)
ZAKZAK 2008/02/07