昨年12月25日に72歳で亡くなっていたことを2カ月近くたってようやく公表した元ニューブリードのバンドマスター、ダン池田さん=写真左=は、1985年11月に告発本「芸能界本日モ反省ノ色ナシ」=同右=を出版したことから芸能界を追放され、寂しい晩年を余儀なくされた。その告発本が皮肉なことに今、ネット上でプレミアム人気を呼んでいる。
告発本は発売当時、定価850円で、70万部を売り上げるベストセラーとなった。池田さんの死が明らかになる21日以前は古本市場で500円以下で取引されていたが、22日には最高で1冊30万円もの売値をつけるサイトが現れた。
国内ネットオークション最大手の「Yahoo!オークション」でも22日午前11時半に250円で出品された古本が、約1時間で1万500円まで値を上げた。帯付の初版本は出品価格500円が4時間後に2万2000円に急騰した。
告発本はすでに廃刊になっている上、出版した「はまの出版」は今年1月25日、東京地裁に自己破産を申請して倒産。このため報道で知り「読んでみたい」と思った芸能オタクの間で奪い合いの人気になっている。
本では田原俊彦、近藤真彦、松田聖子、早見優、柏原芳恵といった当時のビッグアイドルの恋愛やタブー話を実名入りで書かれており、「あるプロデューサーは新人歌手たちをソープランドの女の子と同じよう扱っている」といった“伝説”の暴露もあった。
芸能リポーターの梨元勝氏は「最近では石原真理子が話題になったけど、あのテの暴露本の先駆けですよ。われわれでも『10』知っているうちの『7』しか話さないが、ダンさんは全部言っちゃった。書かれる側の反発は思った以上で、当時、ダンさんのインタビューをする予定が急にNGになったことを覚えています」と話す。
池田さんは細々とコンテストの審査員などを務めていたこの10年、何度か雑誌の取材に応じており、告発本については「面白くない思い出を綴っていた日記を出版社の社長に『出さない?』って酒の席で口説かれた。してやられた」と話しながら「後悔はしてないよ」とも語っていた。
【関連記事】
◆ダン池田さん愛妻語る晩年「どうか静かにしておいて」(2008/02/22)
◆あの暴露本出版のダン池田さん死去…「紅白」も伴奏(2008/02/21)
ZAKZAK 2008/02/23