 テレホンアポインターのバイト経験もある小野真弓だが「あれは1日でやめました。無理です」(クリックで拡大) |
姿を見せず執拗に追いかけてくる恐怖−。女優、小野真弓(27)がサスペンスホラー映画「クレーマー case2」でおびえる女を熱演している。
演じるのは飲料会社のクレーム処理担当者の夏美。「あなたの会社のドリンクを飲んで流産した」と女性から電話を受けた後、周囲の人間が次々と殺害されていく。現実世界のリアルなクレーマーとは違いホラー要素がふんだんに盛り込まれた異色作だ。
正体不明の相手からの恐怖を「こういう(芸能の)仕事をしていると、こういうたぐいの電話ってしょっちゅうあるだろうしネットもある。身近な怖さ」と思いながら脚本を読んだ。撮影中、夏美が電話で話す場面は実際にクレーマー役の女性と通話していて、小野のリアルなおびえぶりを引き出している。
「クレーマーってヒマで邪険な人ですよね」と断言する小野。とくに芸能人が標的になりやすいインターネットの風評被害については「『2ちゃんねる』ですね」と即答する。「あえて見ないようにしてますけど、たまたま見たりすると気分は良くないので、見なかったことにしています」
ささいなきっかけで“祭り”“炎上”と誹謗中傷が押し寄せるネット世界の匿名の刃にどう対処しているのか。「無視されたり、何も言われないよりラッキーだと思うようにしています。話題になるだけいい。悪口を言われるのはスルーされるよりマシ」
ただ、ネットへの書き込みに1度だけ反論しかけたことがあるという。
「もっと頑張ってほしい−と書いてあったので『そんなことないよ、彼女は頑張ってるよ』と書いて、あと入力するだけだったんだけど、やめました」
映画の中の夏美は5歳の息子を育てるシングルマザー、母親役は初体験だ。「お母さんに見えるかなとドキドキした」と照れながら「もうそういう年なんだと思った」と複雑な女心がのぞく。せりふを覚えるのは得意だが、丸暗記ではなく、流れにそって随所にバリエーションを加えた。そのあたり、女優として着実にステップアップしている。
アコムのCMで注目され、大胆な水着のグラビアで男性ファンのハートをつかんだ。もともとはミュージカル女優を目指して芸能界入り。「年に1、2回は舞台をやりたい」と演技に軸足を置きつつ「見てくれる人がいる限りやります!」と、グラビア続行も力強く宣言した。目標の和製キャメロン・ディアスに近づけるか。
東京・キネカ大森で公開中。順次全国公開予定。
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