ジャズ・テナーの第一人者、ソニー・ロリンズ(77、写真)が来日。2005年に日本でラストコンサートを行ったロリンズだが、再び訪れ、パワフルなステージを繰り広げている。
「これが音楽人生のラスト」。モダン・ジャズの巨匠は前回の来日公演で、ふともらした。このときは、公私ともにロリンズを支え続けてきたルシール夫人の死去がきっかけだった。
あれから3年。音楽への情熱をみなぎらせたロリンズは再びステージに帰ってきた。ロリンズは「ジャズは生きている。私は今回で24回目の来日だが、日本のみなさんが私を受け入れてくれて、また来ることができた」とファンとともに喜びをかみしめている。
「今度のステージはどうなる? とよく聞かれるんだ。たとえばアドリブについてだが、私はただ音楽に主導権をあずけ、湧き出る音楽の早さに置きざりにされないよう何も考えず演奏しているだけさ。今回も楽しみにしておいてほしい」
“アドリブの神様”らしい余裕を見せて続ける。
「すべての音楽に通じるものとしてジャズがある。ロックやポップスもいずれはジャズにたどり着く。私はそう思う。ジャズは私の人生そのものだから」
ファンの間では「年齢を考えると正真正銘、これが最後の来日じゃないか」とささやかれているが、意気軒昂のロリンズにファイナルという言葉は不要のようだ。
14日の東京公演は完売。16日、大阪・フェスティバルホール。19日には東京国際国際フォーラム ホールCで追加公演が行われる。
問い合わせはキョードー東京(TEL03−3498−9999)。
ZAKZAK 2008/05/13