宮崎あおい(22)主演のNHK大河ドラマ「篤姫」(日曜午後8時)が17日の放送で平均視聴率27.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)と、今年の連続ドラマでは最高の平均視聴率をマークした。1月のスタート以来、実に33回連続で20%超えを続ける人気。どこがそんなにウケているのか。
「篤姫」は、キムタク総理が話題を呼んだフジテレビ系「CHANGE」の最終回(7月14日)の27.4%を抜いてトップに。2000年以降の大河ドラマでも「利家とまつ 加賀百万石物語」(02年1月20日)がマークした27.6%を上回った。
前週の10日は桜田門外の変が描かれ、続く17日は威信を失った幕府が、将軍家茂と皇女和宮の縁組を進める展開となった。
佐野元彦チーフ・プロデューサーは「物語が大きく動き出そうとしているところに、新たな登場人物として堀北真希さん演じる和宮が登場した。ドラマチックな展開を予感させ注目されたのではないでしょうか」と人気を分析。NHK広報部は「オリンピック期間中のためテレビを見ている人が多い時期であることが、相乗効果となったのでは」と喜んでいる。
さらに関係者は「キャスティングの妙や斬新な撮り方など細かい工夫も光った」と秘密を明かす。
宮内庁に仕えていたイケメン雅楽奏者の東儀秀樹(48)が演じる孝明天皇が、妹の運命を想い篳篥(ひちりき)を奏でる場面は「いかにも」の雰囲気だった。
「撮影現場では、スタジオ収録の大奥をより広く見せるために、手持ちカメラの目線で部屋から部屋へと渡り歩く。役者の表情のアップも多用。クライマックス場面ではサスペンスドラマ調のBGMがたたみかける。意地悪な見方をすれば大河ドラマ特有の荘重さに見切りをつけ、民放ドラマ風に日和ったとも言える」(放送関係者)
今後の見ものは、宮崎演じる大奥の要、天璋院と和宮の嫁姑対決だ。週刊誌では「撮影現場でも、宮崎と堀北は犬猿の仲」と煽りたてるが、どこまで真に迫れるか−。
ZAKZAK 2008/08/19