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けちけち貧乏セットでも視聴率アップ…紅白マル秘裏話

エコをアピール?

 昨年大みそかの第59回NHK紅白歌合戦は、後半の平均視聴率が関東地区で42.1%(ビデオリサーチ調べ、以下同)と3年ぶりに40%台を回復。関西地区でも41.6%と健闘した。「40%を下回ったら頭を丸める」(石原真チーフプロデューサー)と意気込んだNHKの面目は何とか保たれた格好で、同時に制作費のコストダウンにも成功していた。

 今回のステージには、巨大な発光ダイオード(LED)が持ち込まれ、歌手のバックでさまざまな映像効果を生み出した。

 「NHKではレギュラー番組『ミュージック・ジャパン』でLEDを使っていて実績があった。LEDを使えば、大きなセットを使わずに、多くの人間をステージに登場させられる。視覚効果も加わり派手に見える上、大道具より制作費が削減できる。一石二鳥だったことは確かでしょう」(放送関係者)

 LEDの装置そのものは、推定で1000万円程度と言われる。例年の紅白では大道具だけで3000−4000万円かかっていたといわれ、受信料徴収に悩むNHKにとっては、救世主となったようだ。

 もっとも、こんな外野の声もある。

 「LEDの消費電力は、従来の豆電球に比べて少なくてすむとはいえ、あれだけゴージャスに使えば、相当の電気を食ったはず。今回の紅白では環境問題に取り組むエンヤが登場するなどエコをアピールしたが、果たして、番組全体のエネルギー消費量はどれだけ抑えられたのか。飛行船を飛ばすにも、航空機用のガソリンをそれなりに使う。100%地球環境にいいとは言い切れないのでは」(民放関係者)

 皮肉にも、景気も高視聴率に影響したようだ。

 「例年より年末の人出が圧倒的に少なく、商売にならなかった」(都内の大手タクシー会社)という在宅率の上昇が後押し。裏番組で唯一、気を吐いたのは日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越SP!!第3部」で15.4%(関東地区)で、一昨年から3ポイント上昇。これも、不景気な年は、お笑い番組が健闘する−という放送業界のジンクスを裏付けた格好となった。

ZAKZAK 2009/01/05

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