MENU

RANKING

モバZAKのご案内

iモード、EZweb、Yahoo!ケータイで大好評配信中

芸能ホーム > 芸能 > 記事詳細

  • イザ!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップ
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • ブックマークに追加する

肺結核、糖尿病、失明、右半身不随…それでも前向き

作詞・作曲家、石坂まさを氏

石坂まさを(クリックで拡大)

 藤圭子をはじめ数々のヒット曲を手掛けてきた作詞・作曲家、石坂まさを氏(67、写真)。精力的な音楽活動の裏では、17歳で肺結核、47歳で糖尿病、52歳で失明。さらには脳梗塞による右半身不随…。常に病魔との闘いを強いられながら今も新人歌手の発掘に余念がない。変わらぬ創作意欲、その原動力は?

【光が見えない】

 「夜、詞を書いていて、ちょっと目をつぶって顔をあげたら、蛍光灯の光が見えなくなり、左目の視力がなくなっていた」

 20年前に糖尿病と診断され、合併症の網膜剥離で左目を失明したのは52歳のとき。当時は仕事が不規則で旅から旅の生活が続き、気がついたら血糖値が300ミリグラム/dlを超えていたという。

 「毎日のどが渇き、ジュースやコーラを10本以上飲み続け、ときにはご飯にコーラをかけ、コーラ茶漬けにしたことも」

 その後、右目の視力も失い、やがて「暗闇の生活がはじまった」。が、「ちっともショックじゃなかった」という。

 「あの頃は『心歌』というアルバム作りに夢中で、目なんて潰れたっていいと思っていた」

【突然ろれつが】

 友人たちの励ましで、新宿コマ劇場でリサイタルも開いた。しかし、次に襲ってきたのは脳梗塞。

 「東京中野サンプラザホールで、“石坂まさを心歌を語る”というショーをやっていたら、突然ろれつが回らなくなり、帰ってひと寝入りしたら右半身不随になっていた」

 さらに昨年は胃潰瘍を患うなど、ここ数年はほぼ寝たきりの生活を送っているが、盛んな創作意欲は衰えない。

 「17歳で肺結核になり血を吐き続け、そこから病気に負けてたまるかという精神が備わった。これからも精力的にがんばる」と昨年8月、18歳の新人歌手、渡部やえを発掘。かつて自身が育てた藤圭子の娘、宇多田ヒカルに負けない歌手に育てあげる、と意欲的だ。

【「みんなの顔が見たい」】

 前向きな精神は健康意識を高め、「最近は好きなものを食べつつカロリ−を控え、和食中心で1日2食にして。歌を歌って肺活量を高め。トイレもそろりそろりと歩いて行く努力をしている」という。さらに驚いたのは、「数カ月後に友人の事務所に勤める形で、ベッドを机代わりにして、働く」という。

 「渡部やえや、訪ねてくるみんなの顔が見たくてこの前、目の手術もした。そうしたら、うすぼんやりと人影が見えるようになった」と、期間を置いて再手術を受け、「あと3、4年したら、みんなの顔が見える」と希望を失わない。

 今後の歌作りは、「別れた傷ついたというものではなく、人生を力いっぱい生きる、人に生かされ、人を生かして人生、という歌を書きたい」「愛する妻のためにも病気に打ち勝ち、これからもヒット曲を出し続ける」と誓った。

【いしざか・まさを】

 1941年、東京都新宿区生まれ。69年、藤圭子の『新宿の女』で作詞・作曲家デビュー。その後も『女のブルース』『圭子の夢は夜ひらく』『命預けます』などがヒット。小林旭の『北へ』五木ひろしの『おしどり』『べにばな』なども手掛ける。近書に『心の七福神大宇宙を飛ぶ』(NPO法人心大楽)

ZAKZAK 2009/01/22

芸能ニュース

もっと見る