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【DVDナビ】「純喫茶磯辺」

薄幸感漂う“ヤリマン”美女といい加減男のコメディ!

DVD「純喫茶磯辺」(クリックで拡大)

 あの麻生久美子に、いくら劇中のせりふとはいえ「私、ヤリマンなんですよ」と言わしめた、異色のファミリー・コメディー。麻生のせりふ、耳にすると結構、衝撃的だ。

 妻に捨てられたいい加減な男の磯辺裕次郎が、遺産を元手に無計画にも“純喫茶磯辺”を開店。バイト募集に現れた美女に、年がいもなくひと目ぼれ…。

 このバイトの美女が麻生。ソッコーで採用した裕次郎は、自分の妄想を実現するべく、ダサダサのミニスカートを制服にするなどやりたい放題。ようやく飲みに誘い、自宅に送って鼻の下を長くするが、決死の覚悟で「恋人いる?」と聞いた答えが、あの衝撃の発言だったのだ。しかも常連客の1人と「ええ、ヤリましたよ」とアッケラカンと言われる。そのときの裕次郎の鳩が豆鉄砲をくらったような表情が傑作だ。

 “あこがれの美女がヤリマンなんて…”というショックと“なら俺も!”という男の浅はかな願望が交錯する。演じるは、雨上がり決死隊の宮迫博之。いきなり挙動不審になる裕次郎の演技ぶりはかなりうまい。

 しかし何より、麻生の妙演! 「元カレによく殴られたし」とDV被害も告白する。うっすら漂う薄幸感−そして、殴られるわ、すぐヤッちゃうわ、その薄幸そうな感じが実にエロいのだ。

 コミカル演技から楚々とした役まで幅広くこなす麻生の底力を見せ付けられた。萌え必至で見たい佳作だ。

 DVD発売・レンタル中。

ZAKZAK 2009/02/14

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