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「生活保護」でどこまで暮らせるか!?申請ノウハウ本

元ケースワーカーで空手家・碇井(いかりい)伸吾さん

 兵庫県川西市の福祉事務所に15年間勤務し、そのうち13年は生活保護担当(ケースワーカー)を務めた。大学卒業後に公務員を志したのは「社会の役に立てるのは営利追求の民間企業ではなく、やっぱり公務員との思い込みから」と苦笑する。

 その公務員を辞め、転身を図ったのが39歳のとき。生まれ育った川西市に空手道場の総本部を設立し、学生時代からの夢をかなえた。2005年には大阪府池田市に移り、現在は館長として子供から60代まで約250人を指導する。

 午前10時半からトレーニングを始め、午後10時ごろまで道場に残る日も少なくない。「汗をかいていないと、いいアイデアも出ない。休みの日はジョギングで、頭をリフレッシュしている」

 そんな生活の中、かつての経験を生かし、『「生活保護」でどこまで暮らせるか!?』を出版した。

 全国の生活保護受給者は昨年11月時点で前年比約5万人増の約160万人に上るが、いまも「ケースワーカーが相談に乗ってくれない」「何度も生活保護を申請しているが、受け付けてくれない」といった悩みの声は尽きないという。そこで「制度のしくみを正しく伝える必要がある」と一念発起し、出版を決意。昨夏から執筆を始め、道場にパソコンを持ち込んだり、寝る間を惜しんで仕上げた。

 〈仕事を持っていると保護は受けられないのか〉〈福祉事務所での面接の受け方は〉など、具体的な疑問に答える形で55のノウハウをまとめ、「極めて実践的な内容を心がけた」と胸を張る。

 ワーカーから空手の指導者になっても「情熱が一番という信条は変わらない」と話す。50歳。

ZAKZAK 2009/02/18

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