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広末涼子ニヤッ!? アカデミー“商”効果でギャラ↑

ギャラ仲間由紀恵クラスに

 日本映画初の米アカデミー賞外国語映画賞に輝いた「おくりびと」。栄誉はもちろん、経済効果も計り知れない。ニッポンの不景気風を少しは追い払えるか−。

【広末に追い風】

 オスカー像を手にほほえむ滝田洋二郎監督や主演の本木雅弘(43)、ヒロイン役の広末涼子(28)。

 映画人なら誰しもあこがれる栄誉を手にした喜びだが、今後の仕事にも金銭的にプラスになるのは間違いない。

 「滝田監督はこれから世界中の映画祭に招かれるはずで、資金集めも楽になる。監督にとってこれほどありがたいことはない」と語るのは映画評論家の垣井道弘氏。そして、滝田監督以上に今回の受賞がプラスに働くのは広末ではないか、とみられている。

 最近の広末は、出演作こそ主演級だが、映画はミニシアター系が多く、ドラマも単発ドラマが多い。かつてのスキャンダル余波から脱したとはいえ、結婚以前に見せていた華々しい活動ぶりには及んでいない。それがこの「おくりびと」効果で一気に巻き返すことができそうだ。

 「広末のギャラは連続ドラマで1本あたり推定200万円。今度の受賞で箔が付き、300万円台をうかがうだろう」(広告代理店関係者)。現在、連続ドラマの出演料ではトップ級の仲間由紀恵(29)が250−300万円台とされる。「CMギャラも女優トップ級の5000万円が見えてきた」(同)。

 ハリウッドで顔を売ったことで、目標の国際派女優へのスタートラインにも立った。「女優人生の転機。今回、オスカーを獲得したケイト・ウィンスレットが出演シーンの3割近くで脱いでいたが、広末もより思い切った演技ができるようになれば、さらに役柄が広がる」(垣井氏)

【興行収入は】

 アカデミー賞は、実は賞金が出ない。オスカー像も金メッキなので数万円程度。

 だが受賞がもたらす経済効果は莫大だ。垣井氏によると、アカデミー賞にノミネートされると映画の興行収入が4割アップ、受賞するとさらに2割増になるのが通例という。「おくりびと」は昨年9月の公開で、今年に入って31館と上映館数が減っていたが、アカデミー賞ノミネートの発表後は毎週、上映館が増え、先週からは182館と新作映画並みに復活。配給の松竹では「これからさらに増える可能性があり、調整に入る」(関根真吾邦画編成室長)という。これまでの興収は32億1900万円、観客動員は277万人だが、さらなる上積みは確実。海外配給は米・欧州、アジアなど計36カ国・地域が決まり、さらに拡大しそうだという。

【株価も押し上げ】

 アカデミー受賞に松竹の株価は急騰。発表された23日の東京株式市場では、前週末比98円高の744円になり、この日の高値で取引を終えた。

 「今の映画は興行も大事だがテレビ放映やDVDの2次、3次利用で稼ぐ」(映像ソフト関係者)というのが通例で、「おくりびと」のDVDは3月18日、アミューズソフトエンタテインメントから発売予定。すでに予約の電話が相次いでいる。「おくりびと」効果の恩恵は、まだまだ広がりそうだ。

ZAKZAK 2009/02/24

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