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「写メ背後から撮るな!!」…サスケ暴行逮捕の真相

高須基仁・人たらしの極意

 2月22日は、昨秋逝ったロス疑惑の三浦和義がサイパンで逮捕された日。私は思いきって今年、この日を選んで、新刊「芸能通信簿」(静岡新聞社刊)の出版パーティーを地元・静岡市で開いた。

 ゲストの1人には、暴行容疑で48時間拘留されて、21日に釈放されたばかりの“みちのくプロレス”の覆面レスラー、ザ・グレート・サスケを招いた。

 「高須さん、今後も写真はいかなるときでも、どんな場面、どなたに対してでも『どうぞ、お撮りください』と、ニコやかにOKすることにしましたよ…」

 警視庁南千住署前での会見直後、浅草にある私の会社に現れたサスケは、奥歯をかみしめながら語った。

 深夜の常磐線の車両内で見知らぬ人から、いきなり写メを向けられ、パチリと写真を撮られたサスケは思わず覆面をしていることを忘れ、「どうして後ろから盗撮するんだ」と詰め寄り、携帯を取り上げた。

 そして駅構内でもみ合いになり、胸元をグイとつかんだ。結果、そのもみ合いが暴行容疑となり、現行犯逮捕された。

 「私はテレビの2時間ドラマが好きで、容疑者になったとき、警察への対応として、『弁護士を呼んでくれ。黙秘をします』が“常套句”と信じていたので、思わず言っちゃったんですよ!! 2つのセリフを」と、サスケはマジ顔で、天ぷらそばを食しながら告げた。

 その“常套句”が48時間の拘束へと直結した。

 「サスケ、どうして背後から写真を撮られるのが嫌なの?」と、私が問うと、「…」と無言のままビールをグビリ。

 実は、サスケのマスクは仮面ではなく、カツラの代わりなのだ!!

 はげた人は(私も含めて)背後から頭頂部を狙われるのを一番嫌がる。私のように、前から後から攻められて、どうしようもない状況になれば、あきらめもつくが、はげた男は酒席でも壁を背に座り、背後から見られるのを嫌う。

 後ろから“パチリ”なんて、とんでもないことなのだ。カツラ代わりのマスクをしていたとしても、サスケは背後から狙われることが許せなかった。それが真実である!!

 冗談はさておき、出版パーティーの席で、サスケは約60人の参加者に向かい、再び「写真はどうぞご自由に…」と、爆笑を誘った。夕刻6時にパーティーがお開きになり、静岡市から約30キロ離れた吉田町に私とともに向かった。

 この町の超有名フィリピンパブ「ダイアナ」には、サスケの熱狂的ファン約30人、フィリピンホステス約20人が待っていた。サスケはシャネルズの「ランナウェイ」の英語バージョンを熱唱し、拍手喝采。そして、静岡発の最終の新幹線に乗り、東京に戻った。

 帰りしな、「高須さん、3月3日の熟女クイーンコンテストは、審査員として予定通りですか?」と恐る恐る聞いてきたので、私は「参加してよ。やくみつると一緒にね」と答えた。

 勝負の世界に生きる格闘家は、負け試合より勝利した試合をイメージしながら生きる。サスケは、今回の失態を動物的感で乗り切った。

 格闘家とは、究極のオプティミストたちのことである。済んでしまったことは仕方ない。先のことはわからない。ただひたすら、楽観的に現在を生きている。(出版プロデューサー)

 ■高須基仁の“百花繚乱”独り言=http://plaza.rakuten.co.jp/takasumotoji

ZAKZAK 2009/02/26

ザ・グレート・サスケ

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