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世俗的成功は“天の配剤”自分を律し修行…北尾吉孝氏

北尾吉孝・SBIホールディングスCEO(クリックで拡大)

 SBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏といえば、証券業界の剛腕経営者として知られるが、幼少期から中国古典に親しみ、血肉としてきたもう一つの顔を持つ。新著「君子を目指せ 小人になるな」(致知出版社)でも『論語』を引きながら現代社会に警告を発し、あるべきリーダー論を説いている。

 −−君子(くんし)とは?

 「人によってそれぞれ君子像がありますが、共通しているのは、世のため人のためを考え、人を引っ張っていけるリーダー的素質を持っていることだと思います」

「君子を目指せ小人になるな」(クリックで拡大)

 −−では小人(しょうじん)とは

 「私利私欲、自分のことだけを考えている人。そういう人は他人に影響を及ぼせないし、周りも付いてきません」

 −−君子、小人と社会的な地位との関係は

 「論語にもあるように、金持ちになったり偉くなったりという世俗的成功は、あくまでも“天の配剤”にすぎません」

 −−君子といわれても一般人には縁遠いですが

 「最初からあきらめるのではなく、自分なりの君子像に近づこうと努力することが必要です。そういう努力を積み重ねると人間的な魅力が出てきて、自分が小人的な人間だったときに集まらなかったような人が集まってくるんですね。類は友を呼ぶということです」

 −−仕事に追われ時間がない、という人には?

 「忙中閑あり、というように、閑を見つけられない人ほど実はつまらんことをしすぎなんです」

 −−弱点を補う努力が重要とのことですが、北尾さんに弱点はなさそうですね

 「そんなことはないですよ。人間として生まれたら煩悩に悩まされ、私利私欲に常にそそのかされるものです。自分を律し、修行をすることが君子に近づいてゆくことだと思います」

 −−現代社会に強い警告を発していますね

 「現代は中国古典の生き方とはだいぶずれていて、本来君子であるべき指導者たちがどんどん小人的になっています。社会でも子供が親を殺すとか親が子供を虐待するとか、考えられないことが起きています」

【金融危機は亡者の末路】

 −−ビジネスの世界でも同じですか?

 「サラリーマン社長や重役の場合、社内の政治闘争を勝ち抜いたり自分が仕えていた人が上に行ったりしただけで、人物を認められたのか疑問を持つこともあります。才があっても徳を磨くことがなされていない人が多いですね」

 −−いまの金融危機をどう見ますか

 「私利私欲のガリガリ亡者の末路ですね。米国で次々に生み出された金融商品を証券会社が勧めまくり、投資家も少しでも利が乗るからと買いまくる。欲のぶつかり合いの結果でしょう」

■きたお・よしたか 1951年兵庫県生まれ。野村証券、ソフトバンクを経てインターネット証券などを傘下に持つSBIホールディングスCEO。ライブドアのニッポン放送株取得の際、「ホワイトナイト(白馬の騎士)」に名乗りを上げ、話題となった。

■「君子を目指せ 小人になるな」(致知出版社、1575円)

 江戸後期の儒学者・北尾墨香(ぼっこう)を先祖に持ち、中国古典を学んできた北尾氏が、人生で最も影響を受けたという「論語」を解説し、現代の“君子”を目指すべきと提言する。

ZAKZAK 2009/03/06

北尾吉孝

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