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原作ファンには見せられない!?アノ試写“封印”ワケ

「DB」期待感上げる手法との憶測も…

映画「ドラゴンボール エボリューション」(クリックで拡大)

 世界的人気の漫画を実写映画化したハリウッド映画「DRAGONBALL EVOLUTION」。発祥の地・日本での大ヒットのプレッシャーがかかる中、映画評論家向けの試写を“封印”するという異例の手段で13日の公開に臨む。

 世界に先駆け日本で公開される映画版ドラゴンボール。540スクリーンという大規模公開の大作の割には、内容についての情報は公式サイトや予告編など、限られた手段でしか手に入らない。配給の20世紀フォックスが映画評論家向けの試写を原則、行っていないからだ。

 数少ない試写を見た映画関係者からは「漫画とは違うが、原作とは別と思っていたので楽しめた」と話す。必殺技・かめはめ波をはじめ、アクションシーンがテンポ良く繰り出され、武術を通じて精神世界のストイックさも描かれるという。

 試写を行わなかったのは「プリントの確保が遅れたのが最大の理由。批評させないという目的ではない」と配給会社。これには、「事前に批評が出回って内容が伝わることで、漫画のファンが映画から離れようとするのを食い止めようとしたのでは」(女性映画ライター)という憶測や「原作との違いを逆手に、内容に関する情報を極端に減らして期待感を盛り立てる手法ではないか」(ベテラン映画評論家)と言った声が上がっている。

 「ドラゴンボール」は文字通り漫画・アニメの金字塔。コミックの累計部数が国内で1億5000万部を突破、テレビアニメの視聴率は平均20%以上。欧米・アジアなど40カ国以上で放映されている。2007年秋に実写映画化が決まると世界的ニュースとなり、撮影の遅れから「お蔵入りか?」など逐一、その情報が伝えられてきた。

 原作の鳥山明氏は先月、「脚本やキャラクター作りは原作者としては『え?』って感じ」「別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません」というコメントを発表。その一方で、「もしかしたら現場のパワーで大傑作になっているかもしれませんよ! 大いに期待しています!!」と、エールも送っていた。

 漫画・アニメの実写化では「ヤッターマン」が興行収入50億円をうかがうロケットスタートを見せたばかり。こちらは試写室が連日満席になる盛況ぶりで、それに伴って各メディアで取りあげられる回数も増加。好調な動員につながっている。

 深田ドロンジョよろしく“見せて”ヒットにつなげた「ヤッターマン」。“見せない”「ドラゴンボール」も続くことができるか。 

ZAKZAK 2009/03/10

鳥山明

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