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「カッコいい農家」の提案…林マヤも驚く若手急増中

農家を表彰「農家・オブザイヤー」

 「おいしい」を基準に優秀な農家を毎年表彰する「農家・オブザイヤー」は今回が5回目。賞を創設した食品宅配の「オイシックス」(東京都品川区)は授賞式に先立ち、パネルディスカッション「NewNoka(ニュー農家)が日本の食卓を豊かにする」を行い、新しい日本農業のあり方についての討論が繰り広げられた。

 わが国の農業の人手不足はどれほど前から問題だったのだろうか。収入不足で出稼ぎに出た「父ちゃん」を欠く、「爺ちゃん」「婆ちゃん」「母ちゃん」による「三ちゃん農業」が国会で取り上げられたのは1963年のこと。その後、後継者不足はより深刻化し、いまでは「婆ちゃん」だけが頼みの綱という。風前の灯状態だ。

 なぜ若者が農業に就かないかといえば、「カッコよくないから」の一言に尽きる。ところが“NewNoka”は違う。パネリストの全国農業青年クラブ連絡協議会、荻原昌真会長は29歳で、長野県で米作を中心とした農業を営んでいるが、タレントの林マヤは「本当に農家やってるんですか? カッコいいです」と驚いていた。実はいま、こうした若い担い手が急増中で、同会には20代から30代前半の会員が約1万人いるという。

 ただ、成功する人もいれば、失敗する人もいる。その分かれ目について荻原さんは「女の子に声をかけるのと同じで、相手(消費者)が何を感じているのか察せない人は苦戦しています。端から見てカッコいいと思える農家は、食べる人の思いをきちんと受け止められている人たちですね」と分析した。

 3年前から茨城県で家庭菜園を始め、ついに今年1月、茨城へ引っ越した林は「元パリ・コレのモデルとして、農家の方々がますますカッコよくなるファッションをデザインしたい。もし私が農水相になったら、全国民が1人1つでもいいから野菜を育てるという法律を作って、野菜のことや農産物を作る楽しさを知ってほしい」と語った。なるほど、いいアイデアだ。

 ■「農家・オブザイヤー」パネルディスカッション(3月3日、サッポロビール本社)

ZAKZAK 2009/04/02

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